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トラベル 延べ2518万人宿泊
赤羽国交相「幅広い価格帯で利用」
赤羽一嘉国土交通相(公明党)は20日の閣議後記者会見で、観光支援事業「Go To トラベル」を使った9月末までの宿泊者が延べ2518万人に上ったとの速報値を発表した。1人当たりの宿泊代金が平均1万2000円程度になることも明らかにした。
また、赤羽国交相は、観光庁が8月の利用実績から価格帯の分析を行ったところ、1万5000円未満の宿泊旅行が全体の約8割を占めているとした上で、「価格帯の高低にかかわらず幅広く利用されている」との認識を示した。
同事業は旅行代金の50%相当を支援するもの。7月22日~9月末は、35%相当の宿泊割引を先行して実施。10月からは東京発着旅行も支援対象に加わり、15%分の地域共通クーポンの利用も始まった。総予算は約1兆3500億円を確保している。
調布市の道路陥没
原因調査に協力
赤羽国交相は、東京都調布市の東京外郭環状道路(外環道)のトンネル工事現場上で発生した道路陥没にも言及。東日本高速道路が原因究明の調査を実施していくことを踏まえ、「国交省としても、住民の不安をできるだけ早く取り除けるように(同社の)調査に協力する」と強調した。