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国道を守り安心確保
北海道小平町 232号の防災対策 視察
赤羽国交相と稲津氏
防災対策事業の説明を受ける赤羽国交相(右から3人目)と稲津氏(左隣)ら=12日 北海道小平町
赤羽一嘉国土交通相(公明党)は12日、北海道小平町を訪れ、防災のための強靱化対策に着手した国道232号を視察した。これには稲津久衆院議員と地方議員が同行した。
この国道は、稚内市と留萌市を結ぶ地域の幹線道路。日本海沿岸を南北に通っており、同町内の大椴地区から花岡地区までの区間(3.7キロ)は、冬期間などに海が荒れると護岸を越えて波が打ち寄せ、通行止めを余儀なくされる状態だった。
さらに道路西側の斜面では、大雨による大規模崩落が過去10年間で3度起きていることから、国は本年度から安全を確保する対策事業をスタートさせた。
関次雄町長は「通行止めのたびに沿線集落が孤立化するなど、町にとっては長年の課題だった」と強調。赤羽国交相は「住民が安心できるよう、できるだけ早く事業を進めていきたい」と応じた。
なおこの日、赤羽国交相らは、芦別市と江別市の国道整備についても現地視察した。