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交通弱者の生活支援
デマンドタクシーが活躍
佐賀・唐津市
デマンドタクシーの停留所で市の担当者と意見交換する市議会公明党のメンバー(左側3人)
佐賀県唐津市厳木地区では、4月から運行が開始された予約制のデマンドタクシー「きゅうらぎ号」が交通弱者の足として活躍している。市議会公明党のメンバーはこのほど、デマンドタクシーの利用状況について市の担当者から話を聞いた。
同地区では3月末、乗客数の減少に伴い、定員10人のジャンボタクシーの定時運行が廃止された。デマンドタクシーは、乗客が少ない時間帯の定時に運行するバスやタクシーと比べ、輸送効率が高いことから注目されている。
料金は、移動範囲によって異なり、300~500円。小学生や障がい者、免許返納者は半額で利用できる。新型コロナの影響で4~8月末までの利用者数は219人にとどまったが、市は今後、自治会の集会などで住民への周知を促す。
市議会公明党のメンバーは、議会質問などを通じて交通弱者の支援策を一貫して求めている。