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コラム「北斗七星」
14歳の玉井陸斗選手が9月26日、飛び込み日本選手権水泳の3メートル板飛び込みで優勝し、同種目の大会最年少記録を更新。翌日の高飛び込みも制覇した。彼の練習量の多さは、北京、ロンドン五輪の飛び込みに出場した中川真依さんが「努力の出来る天才」(9月17日付ニッカンスポーツ・コム)と評するほど◆片や高齢のアスリートはこんな感じ。ノンフィクション作家・髙橋秀実氏の近著『一生勝負 マスターズ・オブ・ライフ』(文藝春秋)を開くと、関東マスターズ陸上選手権の走り幅跳び(女子70~74歳)で大会新を記録したこともある藤岡裕子さんは、練習しないと言い、「だって、練習したらケガするじゃない」と。そして本番は風任せのように跳ぶそうだ◆また、マスターズ水泳大会で、50メートル自由形(女子80~84歳)などの世界記録を何度も塗り替えた大崎喜子さんは週3回、プールで泳ぐが、練習メニューは決めず、「しんどい」と思ったらやめてしまう◆いずれも全国屈指のアスリートに違いないが、それぞれだ。SPORTを辞書で引くと「運動」「競技」のほか「娯楽」「気晴らし」などの意もある◆もう秋だが、今年はスポーツイベントの中止・縮小が相次ぐ。やるにしても観るにしても感染症予防に気を配りながら、やはり秋は、それぞれ好みのスポーツで気を晴らしたいものだ。(三)









