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2020年9月25日

高齢化のニュータウンを歩いて暮らせる街へ再構築

土地利用の規制を緩和 
飲食店や美容室、グループホーム 新築、改築しやすく 
兵庫・三田市

兵庫県三田市は今月から、市内にある県内有数の北摂三田ニュータウン内の土地利用の弾力的運用を開始している。「まちびらき」から約40年がたち、住民の高齢化が進行。歩いて暮らせる街の再構築が狙いだ。ニュータウン内の戸建て住宅地で制限されていた建物の設置において、近隣の環境を害する恐れがないと認められる建築計画を示せば、市長の「特例許可」を得て、飲食店や美容室・理髪店、グループホーム、シェアハウスなどの新築・増改築ができるようになった。

市担当者から説明を受ける松岡市議(右)

兵庫県の南東部に位置し、1980年代以降には、大阪市や神戸市などの商業地のベッドタウンとして開発が進んだ三田市。中でも三つのエリアから成る北摂三田ニュータウンは、電車やバス、高速道路のアクセスの良さから、関西圏内から子育て世帯が大量に移住。最盛期には人口増加率が日本一になったこともあった。

同ニュータウン内は、駅前に商業施設などが集約し、戸建て住宅地からは離れている。当初、移住した住民層は若く、駅前での買い物なども苦にならなかったが、その後、高齢化とともに駅前に行くことすら難しくなるケースも増えてきた。加えて、ニュータウン内に空き家が増え、市は今後のニュータウンの維持に頭を抱えていた。

市はこれまで、ニュータウン内でのまちづくりや建物を建てる際にルール(地区計画)を設定。民間事業者が市に店舗設置などを届け出しても、厳しい審査をクリアする必要があったため、審査が通ったのは約40年間でわずか数店舗だけだったという。

今回の市長による特例許可では、戸建て住宅地内に高齢者のグループホームや若者世代向けのシェアハウスなど居住施設を建てられるように。さらに、ニュータウンの幹線道路沿いに面する住宅地には、住宅兼店舗の飲食店や美容室、理髪店など生活の利便性が向上する店舗の開業が可能になる。

飲食店などを建てる際には①近隣住民への説明を重ね理解を得ること②周辺環境を考慮した駐車場や駐輪場の確保③営業時間の設定や近隣に照明が漏れない工夫――などの条件を満たせば建てられるようになった。

市担当者は「ニュータウンの未来のため、これからも新たな挑戦を続けていきたい」と意気込む。

公明党の松岡のぶき市議(市議選予定候補)は、昨年6月定例会質問で、ニュータウン内の維持、再生とともに高齢化に伴う地域の発展に向けた空き家の活用や地区計画など既存制度の見直しを強く訴えていた。

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