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2020年9月24日

コラム「北斗七星」

2016年の米大統領選で民主党のヒラリー・クリントン候補は、共和党のトランプ候補の支持者のことを「デプロラブル」(嘆かわしい、惨めな人々)と表現し、トランプ支持者の怒りに火をつけた◆ニューヨークの資金集めパーティーでの発言であり、ヒラリーは庶民を見下す富裕層やエスタブリッシュメント(既得権益層)の代表、というイメージが定着していく◆総得票数で280万票以上も上回ったヒラリーはなぜ負けたのか。各州などに割り振られた選挙人の獲得を競う間接選挙制度については措くとして、そこには民主党の変化に要因があるようだ。金成隆一著『ルポ トランプ王国』『同2』(岩波新書)に詳しい◆1970~90年代、民主党は、それまでの「労働者の政党」から、「見識があり、高等教育を受け、裕福な人々の政党」への変革をめざす。ビル・クリントン政権時代に目標を達成し、「ニュー・デモクラット」と呼ばれる。基本的にオバマ大統領やヒラリー候補もその路線を踏襲する◆前回、トランプ大統領は、こうしたエリート主義・リベラル路線に反感を抱く保守的な民主党支持層の一部を取り込んだ。米大統領選まで1カ月余り。民主党バイデン候補は、激戦州でブルーカラー労働者らの支持を取り戻せるか。目が離せない。(中)

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