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2020年9月23日

コラム「北斗七星」

ふとした瞬間に、中学校の漢字テストで「かんぺき」を「完壁」と書き、×を付けられた記憶がよみがえった。正しくは「完璧」。当時は字の下方が「土」ではなく「玉」と覚え直しただけだったので、改めて調べてみた◆紀元前3世紀、中国の戦国時代のこと。弱国・趙の恵文王は天下の名玉「和氏の璧」を手に入れる。これを聞いた強大国・秦の昭襄王は「名玉とわが国の15の城を交換したい」との国書を送り付けてきた◆両国の力関係から見れば、秦は名玉を取り上げ、城を明け渡さないのは明らか。しかし、申し出を断れば、戦端を開く口実を与えてしまう。この難局を乗り切るため、国の期待を一身に背負い、名玉を手に秦に向かったのが藺相如である◆命を賭して交渉に臨む相如。勇気の行動と巧みな弁舌によって、秦の王は心を動かされ、最後には折れる。相如は“璧を完う(完全に守る)”するとともに、戦争も起こさずに帰国を果たした(『新十八史略』二巻 河出書房新社)。「完璧」の語源となった逸話である◆未曽有の国難であるコロナ禍では、感染拡大の防止と社会・経済活動の両立が求められている。「大衆とともに」の立党精神を掲げる公明党が、この難しいかじ取りを“完璧”に果たすことで、国民生活の安心を取り戻していきたい。(朗)

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