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文化芸術支援 延長訴え
補助充実、申請簡素化も
文科相に団体、浮島氏
萩生田文科相(右から2人目)に要望する(左に向かって)大和、伊藤、福井、高萩の各氏と浮島氏(右端)=15日 文科省
新型コロナウイルス感染症の影響で打撃を受ける文化芸術活動を支えるため、今年度第2次補正予算に計上された「継続支援事業」を巡って、文化芸術関係団体が15日、文部科学省で萩生田光一文科相に制度改善を要望した。公明党の浮島智子衆院議員が同行した。
要望を行ったのは、文化芸術推進フォーラムの大和滋事務局長、緊急事態舞台芸術ネットワークの福井健策世話人、伊藤達哉事務局長、高萩宏・東京芸術劇場副館長ら。
団体側は、10月末(一部で12月6日)までにかかった経費を補助対象とする同事業について、来年3月末までの延長を要請。条件によって補助率が異なる仕組みも改めて、一律全額補助とするよう求めた。
また、制度が複雑で「実演家、芸術家、スタッフが申請をためらう状況を生んでいる」と指摘し、分かりやすい説明や申請・審査の簡素化を訴えた。
萩生田文科相は「現場の声を聞きながら、皆さんの要望に沿うように、しっかりとやっていきたい」と答えた。