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初診までの不安軽減へ
発達障がいなど療育方法を助言
東京・八王子市
「島田療育センターはちおうじ」の鮎澤浩一副所長(中)らから話を聞く冨永市議(右)
東京都八王子市にある「島田療育センターはちおうじ」は先ごろ、発達障がいなど療育の診療を受ける際、保護者らへ独自の相談体制を整えた。
「島田療育センターはちおうじ」は、発達障がい児の療育支援や重症心身障がい者の通所など、医療・福祉サービスを幅広く提供している。一方で、外来診療の増加に伴い、初診までの待機期間が長く、その間の受診者や保護者への対応が課題だった。
課題の克服に向け、理学療法士や言語聴覚士の資格を有する職員が、受診者の言葉、運動の発達に関する保護者からの相談を受け付け、家庭内でも実践できる療育方法を指導。初診までの心身のサポートに取り組む。その一環として、初診の予約完了後から受診までの待機期間中、受診者や保護者の不安に寄り添い、助言できる体制を敷いた。
公明党の冨永純子市議は、2019年6月定例会で、発達障がい児の保護者の不安や悩みに対する支援策の充実を訴えていた。