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2018年9月28日

盲ろう者支援センター 設置へ

公明県議の質問に知事明言 
「来年度早い時期に」 
神奈川県

神奈川県の盲ろう者支援センター設置を知事が明言したことを三田会長(前列中央)らと喜ぶ県議会公明党のメンバー(後列)

神奈川県の黒岩祐治知事は、19日の県議会本会議で、県として盲ろう者支援センターを「2019年度の、できるだけ早い時期に開設したい」と明言した。公明党の鈴木秀志議員の質問に答えた。設置されれば、東京都、鳥取県、兵庫県に続き、都道府県では全国で4番目になる。

知事は、視覚と聴覚の両方に障がいがある盲ろう者の人数を県内で528人と初めて公表し、「その約40%に当たる211人が、盲ろう通訳などを利用していない」と実情に触れた。その上で「相談窓口の早期設置が必要」とし、盲ろう者の通訳などを行う介助者の技術向上のための研修なども実施する同センターの必要性を語った。

県は今後、センター開設に向け、設置場所の選定や体制整備などについて、関係団体の意見も聞きながら検討を進める。

関係団体・ゆりの会会長「昔からの夢」と感謝
佐々木参院議員、県議会公明党が尽力

この日、介助者とともに県議会の傍聴に訪れていた「神奈川盲ろう者ゆりの会」の三田幸司会長は、「相談窓口や支援センターは、私たちの昔からの夢でした。(知事が開設時期を示して同センター設置を明言したことについて)みんな喜んでいる」と語った。

さらに三田会長は今年3月1日に公明党の佐々木さやか参院議員(参院選予定候補=神奈川選挙区)に会い、同議員が同5日の参院予算委員会で支援センターの重要性を訴えたことに言及。県議会の場では鈴木、谷口和史、西村恭仁子の各県議らが取り上げ、県への要望に公明議員が同席したことなど、これまでの経過を振り返り、「わずか半年で、ここまで来るとは思わなかった。県議会公明党のご尽力に心から感謝したい。今後ともご支援ください」と述べた。

ゆりの会メンバーと交流を続けてきた西村県議はこの日、ゆりの会メンバーとの懇談で「本当によかった」と涙ぐみ、鈴木県議は「設置が決まり、約束が果たせてほっとしている。しっかりした体制になるよう、さらに取り組んでいきたい」と決意を新たにしていた。

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