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ドクターヘリ 全国配備へ準備着々
東京、21年度に小型機
福井、香川 単独運航の方針決定
医師や看護師を乗せて事故現場などに急行し、救命救急医療の迅速な提供を可能にするドクターヘリ。長年の公明党の強力な推進で43道府県に53機が配備されている。東京都は6月、都議会公明党の主張を受け、中型・大型機を活用した独自のドクターヘリに加え、全国的に普及している小型機も2021年度に導入する方針を初めて表明。未配備の福井、香川の両県も22年度までに順次、運航を始める。関西広域連合のドクターヘリ3機の運用で、府内全域をカバーしている京都府も含めると、全都道府県がカバーされることになる。
東京都では都議会公明党の訴えを受け、全国に先駆けて1998年から、中型・大型の消防ヘリを活用し、長距離や夜間の飛行が可能な独自の“東京型ドクターヘリ”を多摩・島しょ地域で運航しているが、他と同様の機動力が高い小型機も導入する。他県からのドクターヘリ受け入れなど、災害時も念頭に置いた首都圏でのさらなる連携も見据え、「都内の救急医療体制の機能を強化する」(都救急災害医療課)取り組みとなる。
一方、21年度からの単独運航をめざすのは福井県。現状では、近隣県のドクターヘリが一部地域をカバーしているのみだが、県内全域での対応実現に向けて、「基地病院となる福井県立病院への燃料の供給施設や、ドクターヘリ格納庫の整備などに取り組む」(同県地域医療課)。香川県は、今年2月、単独での運航の方針を表明しており、「今年度からフライトドクターの育成を始め、22年度の運航開始をめざす」(同県医務国保課)という。
国・地方で公明が推進
ドクターヘリを巡っては、公明党がいち早く全国配備を主張し、01年から国が導入促進に乗り出した。07年に全国配備を推進するドクターヘリ特別措置法の制定をリードするなど、配備を加速。各都道府県では、公明議員が議会質問で導入を積極的に促してきた。
今年1月の参院代表質問では、山口那津男代表が、東京都などの動きを念頭に、ドクターヘリの「空白地域が解消され、実質的な全国配備が進むことを見据え、広域連携や災害時の効果的な活用ができるネットワークづくりを、それらの財政的な支援を含め、最大のバックアップを」と要請。安倍晋三首相は「広域連携を含めたドクターヘリの導入支援を進めていく」と答えていた。










