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2020年8月14日

コラム「北斗七星」

夏の全国高校野球選手権大会の中止を受けて、47都道府県でそれぞれ独自の大会を開催。甲子園球場では、春の選抜大会に代わる交流試合に招かれた代表32校の球児たちが、練習の成果を発揮している◆野球の試合では始球式がよく行われるが、日本に残る最古の記録は1908年11月22日。アメリカのプロ選抜チームと早稲田大学野球部の試合における、大隈重信の始球式とされる◆大隈の投げたボールは、グラウンドの上を転がり、キャッチャーの手前で止まってしまった。早大の創立者でもある大政治家の投球をボール球にしてはいけないと、バッターボックスに立つ早大の1番打者が“空振り”をしてストライクに。以後、どんなボールでも空振りするのが慣例になったという◆空振りという言葉は、災害避難でもよく聞く。避難はしたけれど、結果として大事はなかったというケースだが、京都大学の矢守克也教授は「むしろ、練習だったという意味で、“素振り”と呼ぶべきだ」と防災特集番組で語っていた◆同教授は、ある娘さんが一人暮らしの母親を連れて19回の避難を繰り返し、20回目の時に西日本豪雨で自宅の裏山が崩れて、命が助かった事例の紹介も。いざという時に自分の命を守るために、やっておくべき練習だと思えば無駄なことはないと心得たい。(祐)

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