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冷たくて気持ちいい
小中学生に冷却タオル
京都・久御山町
京都府久御山町はこのほど、児童・生徒の熱中症を予防するため、首元を冷やす「冷却タオル」を小中学生全員に配布した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、今年は夏休みが短縮。子どもたちが猛暑期にも通学することから、実施した。
水に濡らした上で、絞ったり振り回したりした冷却タオルを首や頭に巻くと、体感温度が下がる。同町は6月補正予算に約73万円を計上。1224枚を購入し、先月の連休前までに配布を終えた。
授業の遅れを取り戻すため同町は、小中学校の夏休みを今月8日から23日までとした。このため、町議会公明党の戸川和子議員が6月議会で、「学校にはエアコンがあるが、登下校時の暑さ対策はどうか」と質問。町教育委員会は「冷却タオルの配布を検討する」と答えていた。
冷却タオルは、特に気温の上がる下校時に、子どもたちに着用されているといい、小学校1年生の女子児童は、「冷たくて気持ちいい」と感想を語っていた。