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体育館にエアコン
整備進む府立高校など視察
大阪府議会公明党
エアコンが整備された府立大冠高校の体育館を視察する府議会公明党(右側7人)
大阪府議会公明党(肥後洋一朗幹事長)のメンバーはこのほど、府立学校の体育館で整備が進められているエアコンの設置状況を視察するため、高槻市にある府立大冠高校を訪れ、関係者から話を聞いた。
府は2019年度からの5年間の計画で、府立高校132校、支援学校38校の計170校の体育館へのエアコン整備を進めている。災害への備えとして、各校とも停電時でも使える電源自立型GHP(ガスヒートポンプ)エアコンを採用。1校につき室内機8台、室外機2台を整備し、空調効率を上げるためファンも8台設置している。
財源には国の緊急防災・減災事業債を活用。初年度は大冠高校を含む20校で整備が完了し、今年度も28校で整備が予定されている。
案内に立った府教育庁の担当者は、エアコン整備は生徒らの熱中症対策に限らず、災害時の避難所環境の改善にも資すると強調。その上で、当初の計画通り整備を終えられるよう、今年度末で期限を迎える同事業債の延長へ協力を求めた。
視察後、府議団は「全校での整備が滞りなく進むよう、財源確保も含め取り組みを後押ししたい」と話していた。
これに先立ち、一行は全国に先駆けて全公立小中学校の体育館へのエアコン整備が完了している箕面市も訪れた。