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2020年7月31日

トイレのユニバーサルシート設置を訴え続け、計6カ所に

香川・丸亀市

井上さん(右)、髙岡さん(中)とユニバーサルシートの設置を喜び合う福部市議

香川県丸亀市は、高齢者や障がい者がおむつを交換したり、衣服を着替えるのに役立つ「ユニバーサルシート」が設置されている多目的トイレの一覧を、市ホームページ(HP)で掲載中。このほど新たに1カ所が追加され、計6カ所になった。

市内に住む髙岡有理さんには下肢まひの障がいのある息子(18)がいる。今から10年ほど前、小学生だった息子には介助が必要だった。外出した際には、スペースが確保できないトイレ内でのおむつの交換が難しいため、時には車の中で着替えさせたことも。「トイレに子どもを着替えさせることができるベッドがあればいいのに」。髙岡さんは不便に感じていた。

募る思いを、近所に住む党員の井上豊子さんに相談したのが2010年。切実な問題に胸を痛めた井上さんは、公明党の福部正人市議に連絡した。窮状を聴いた福部市議は早速、同年6月の定例会で髙岡さんの声を代弁。公共施設を中心に「広く市民が利用する場所にユニバーサルシートの設置を」と訴えた。

福部市議はその後も議会などで粘り強く推進し続け、改修された野球場や市民総合センターなどへの設置を次々と後押し。6月にリニューアルオープンした「丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(愛称MIMOCA)」にも、市内で6カ所目となるシートが導入された。

さらに福部市議は昨年12月定例会でも、「シートのある多目的トイレの情報をHPで周知しては」と提案。それを受け同月からのHP掲載が実現した。

髙岡さんは「10年前に相談して以来、ずっと取り組んでくれて、公共施設でも使えるようになった」と笑顔を見せていた。

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