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2020年7月29日

公明議員の声掛け 心強かった

愛知・大府市

斉藤さん(左)とコロナ禍における医療的ケア児の課題について話し合う国本市議

「『困っていることはないですか』と声を聴いてくれる存在がいて心強かったです」。愛知県大府市に住む斉藤美和(仮名)さんは公明議員への感謝を語った。

2018年12月、斉藤さんと夫は高熱が出て寝ていた長男(当時6歳)の息が止まっていることに気付き、急ぎ、市内の病院へ。だが、呼吸停止の時間が長かったため脳死状態となった。

その後、長男は自宅で療養生活を送った。斉藤さん夫妻は長男の胃や腸に流動食を注入したり、痰の吸引をしたりしていた。その際、細菌感染を防ぐために消毒液を使用するが、新型コロナウイルスの感染が拡大してきた3月上旬には品切れで購入できなくなっていた。

公明党の国本礼子市議は5月、消毒液が品薄になっている状況を心配して斉藤さんに連絡。消毒液不足の実情を聞いた国本市議は早速、公明党の柴崎智子市議と共に市に対し、医療的ケアが必要な人への消毒液配布を要望した。その結果、市は、痰の吸引など医療的ケアが欠かせない市内20人への消毒液1リットル配布を実現させた。

長男は先月、残念ながら誤嚥性肺炎で亡くなってしまったが、斉藤さんは国本市議をはじめとする周囲の人の支えに感謝している。「今後も障がい者支援の充実に力を入れてほしい」と公明党への期待も語っていた。

国本市議は「お子さんを亡くされた斉藤さんの心情を思うと胸が詰まる。医療的ケア児・者の現状や課題を学ばせていただいた。同じ立場の人の力になることで恩返しをしていきたい」と話していた。

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