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2020年7月24日

コラム「北斗七星」

 夫に肩を貸しながら、散歩するご夫婦。ゆったりと歩む後ろ姿は見た目にはのどかだが、世話をする奥さんは大変だろう。家計を支えながら認知症の父の介護にため息をもらしていた母の姿が、思い起こされる◆仕事をしながら介護している男女にたずねたところ、新型コロナウイルスの感染拡大によって、6割が自宅にいる時間が増え、2割が家族を介護する時間が増えた◆気になるのは、3割が頼んでいる介護サービスの利用頻度を減らした、と答えたこと。理由は、「自粛した方がいいと判断した」が7割余り。サービス提供側からの要請は、4割にとどまる◆背景にあるのは、介護は家族が担うべきだというかたくなな考え方。「介護サービスを受けたくない場合は、それを尊重すべきだ」が5割、「親・義親・配偶者が認知症になったら自分(家族)がそばにいるべきだ」が3分の2を占める(となりのかいご調べ)。こうした思いが、介護サービス利用の抑制につながっているのだろう◆「せっかく家にいるのだから」という気持ちは分かるが、家族の力だけに頼る介護は無理が生じやすい。無理を重ねれば、自らが体調を崩したり、離職につながる危うさがある。会社や地域など身近に、介護について早い時期から相談できる環境作りが急がれる。(繁)

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