ニュース
移動販売を本格化
軽トラ巡回 “買い物弱者”支援
熊本・菊池市
過疎化や高齢化が著しい熊本県菊池市は、“買い物弱者”を支援しようと、食料品や日用品を積んだ軽トラックが地域を巡回する移動販売を7月末から本格実施させ、多くの利用者に喜ばれている。
菊池市内4カ所にある第三セクターの物産館が、1台の移動販売車を共同活用し、曜日ごとにそれぞれの地域で野菜や精肉、弁当などを販売。利用者から寄せられる商品リクエストにも対応し、翌週に取りそろえて届けるサービスも展開。さらには、地域の安全・安心の観点から単身高齢者などへの声掛け、見守り活動の一端も担っている。
移動販売の導入は、市議会公明党の泉田栄一朗議員が初当選直後の2006年6月定例議会で、高齢者などの買い物弱者に対する支援策を要請。さらに今年6月議会でも移動販売のさらなる充実を求めていた。