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川のクリーン作戦再開
公明県・市議が連携し推進
兵庫・伊丹市
天神川沿いの雑草が刈り取られてきれいになり、住民と喜び合う(左から)里見市議、坪井県議
兵庫県伊丹市を流れる河川のクリーン作戦が今夏、再開し、地域住民から喜ばれている。対象は県が管理する天神川や天王寺川、駄六川など5河川、総延長約10キロにわたる地域。
同作戦は1983年に県と市が協力してスタート。最初はごみ拾いのみの活動で県が100%の費用を負担。その後、除草などの作業が新たに加わり、95年の阪神・淡路大震災を契機に県と市の間でその都度、割合を決めて実施費用を分担していた。
しかし、費用分担に関する県の実施要領がなかったため、2015年度には市の予算確保が困難に。クリーン作戦の実施が滞ってしまった。
住民から「何とかしてほしい」との要望を受けた公明党の坪井謙治県議と里見孝枝市議が連携。県と市に対し、協力してクリーン作戦を再開するよう要請していた。その結果、16年度末には、県と市の費用負担を明記したクリーン作戦の実施要領が制定され、伊丹市と県が費用負担割合の猶予措置に同意して、18年度からクリーン作戦が復活した。
天神川沿いに住む野口章さんは、「公明党の議員が動いてくれて、雑草が一斉に刈り取られ、川沿いがきれいになって本当に良かった」と感謝していた。