ニュース
アイヌ文化の復興・発展を
佐藤(英)、若松氏ら出席「ウポポイ」開業式典
北海道白老町
「ウポポイ」を視察する佐藤(英)氏(左から3人目)、若松氏(左隣)ら=11日 北海道白老町
アイヌ文化の復興・発展の拠点となる「ウポポイ(民族共生象徴空間)」の開業記念式典が11日、北海道白老町で開かれた。公明党から佐藤英道衆院議員、若松謙維参院議員のほか道議、町議が出席した。
ウポポイは、国立アイヌ民族博物館や同民族共生公園、慰霊施設などで構成。アイヌの歴史や伝統文化を世界に発信するナショナルセンターとして、きょう12日から一般公開される。
同式典では、菅義偉官房長官が「国内外から多くの人が訪れてアイヌ文化を体験し、民族共生の理念に共感してもらえるよう、国としてもPRに務める」とあいさつ。鈴木直道知事らが祝辞を述べたほか、アイヌ古式舞踊が披露された。
博物館内の展示品などを見て回った佐藤、若松の両氏は「コロナ禍の影響による延期もあり、待ち望んだ開業。文化継承はもとより、地域振興にも大きく役立つと期待している」と語った。