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温泉街に壊滅的な被害
大分・日田市の住民見舞う
豪雨受け公明県議ら
泥のかき出し作業に追われる住民を激励する吉村県議(右端)と坂本市議(左隣)=9日 大分・日田市
公明党の吉村哲彦・大分県議は9日、同県日田市を訪れ、豪雨で被災した天瀬町の温泉街で被災者を見舞った。坂本茂市議が同行した。
現地は、筑後川の支流である玖珠川が2回にわたって氾濫した場所。泥や流木が温泉街をのみ込み、壊滅的な被害をもたらした。
旅館「丸山荘」を営む阿部信明さんは「1階は全部やられた」と窮状を吐露。コロナの影響で激減していた客足がようやく戻りつつあった矢先の豪雨被害に、「本当に心が折れた。希望が見えない」と事業再建の見通しが立たない切実な胸の内を明かした。また、自身が組合長を務める天ケ瀬温泉旅館組合に加盟している13軒の旅館のうち、7軒が壊滅的な被害に遭ったという。
視察後、吉村県議は「被害の甚大さを改めて痛感した。国や市と連携して、まずは生活の再建に全力を尽くす」と力を込めて語っていた。