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地域のために ”一人”議会で奮闘してます
地域のため日々、奮闘している公明党議員。その中から、市町村議会で“一人”奮闘する女性議員を紹介します。
未来志向のまちづくりを推進
北海道夕張市 高間澄子 議員
夕張メロンの選果場で武岡組合長とGIについて意見を交わす高間議員(右)
2007年に初当選。時を同じくして財政再建団体(現在の財政再生団体)となった北海道夕張市の活性化を願い、住民福祉の向上に全力を挙げている高間澄子議員。今は、市議会副議長や市社会福祉協議会会長を務め、地域での信頼は厚い。
かつて炭鉱で栄え、人口11万人を誇った同市も今や8000人を切るまでに。「少しでも、まちに活気を」と、党道代表を務める稲津久衆院議員と緊密に連携。全国的に知られる“夏の味覚”の夕張メロンは、15年に始まった地域特産の農林水産物や食品のブランドを守る「地理的表示(GI)保護制度」に真っ先に登録された。夕張メロン組合長の武岡宏樹さんは、「この登録でブランドがさらに揺るがぬものとなり、生産者の意識も高まった。地域にとって朗報で感謝している」と話す。
一方、厳しい財政状況から多くの市民サービスが絞り込まれてきた中、医療費の個人負担を抑えるため、市を挙げたジェネリック医薬品の利用などを推進。さらに、住宅や公共施設などを一定の地域に集約するコンパクトシティーの構築を後押ししてきた。今年3月には、まちづくりの拠点となる複合施設「りすた」がオープンするなど、未来志向の施策が着実に実を結び始めている。
党勢拡大にあっては、公明新聞の購読を推進し、支部として17年6月度から有権者比1%を継続中。「“一人の声”を聴く公明議員として、これからも働き抜く」と決意を語っている。
少子高齢化の克服へ町政動かす
広島・熊野町 沖田ゆかり 議員
4月に開設した「おくやみ窓口」について町担当者から話を聞く沖田議員(右)
四方を山に囲まれ、江戸時代から伝わる筆づくりを中心に、「筆の都」として栄えてきた広島県熊野町。この地を舞台に奮闘するのが沖田ゆかり議員だ。
2011年の初当選以来、高齢化率35.7%(5月末時点)の同町で人口減少・少子高齢化の問題に真正面から向き合い、現場の“生の声”を基に町政を動かしてきた。
今年4月、町役場に開設した「おくやみ窓口」はその一つ。死亡に伴う公的手続きは年金や保険など数多く、複数の担当課を回る必要がある。遺族が高齢だと負担感はさらに増す。実情を聞いた沖田議員は、19年12月議会で窓口の一元化を提案。その結果、ワンストップでの対応が可能な窓口が実現した。
「高齢者と子育て世代への支援策は車の両輪」と捉える沖田議員。その信念を貫き、介護予防ボランティアポイント制度の創設、妊娠から育児まで切れ目なく支援する“ネウボラ”構築、子育て支援アプリの導入など、次々とカタチにしてきた。
2年前の西日本豪雨では、発災直後から被災者支援に奔走。避難所に足繁く通い、刻々と変化する被災者のニーズを聞きながら、足りない支援物資の調達や女性の目線を生かした避難所の環境整備に心血を注いだ。
このほか、発達障がい児支援にも一貫して取り組み、5歳児相談の実施や通級指導教室の開設などを推進した。沖田議員は「光の当たらない人に光を当てる思いで、これからも現場第一で全力を尽くす」と固く誓う。