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困窮学生へ10万円支給
第2次申請 始まる
LINE、郵送で大学に
第1次で保留の人
新たな手続き必要なし
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で経済的に困窮する学生に1人当たり10万円または20万円を支給する「学生支援緊急給付金」について、文部科学省は3日、第2次募集を開始すると発表した。
第2次募集では、第1次募集に申請し要件を満たしていたものの、各学校への配分額の枠から漏れたために保留となっていた学生と、第1次募集に申請が間に合わなかった学生への支給を行う。今回、学校ごとの配分額を超える申請があった場合でも、文科省は「要件に合致する学生などが支援を受けられないといった事態が生じないよう、その支援に万全を期す」(学生・留学生課)としている。
申請方法は原則、無料通信アプリ「LINE」または、郵送で行うが、手続きの詳細や締め切りは学校ごとで異なるため、確認が必要だ。なお、第1次募集で保留となっていた学生については、改めて手続きを行う必要はない。
公明党が強力に推進した同給付金は、国公私立の大学や短大、高専、専門学校の学生(大学院生や日本に住民票のある外国人留学生も含む)が対象。各学校で学生の申請を集約し、リストの提出を受けた日本学生支援機構(JASSO)が学生に給付金を振り込む仕組み。
第1次募集については、萩生田光一文科相が6月30日、「1次募集を締め切った6月19日までに約24万件の推薦を(大学など各学校から)いただいており、現時点で、すでに21万人以上への支給を決定している」と発表している。