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2020年7月2日

コラム「北斗七星」

目の前に立ちはだかる段ボールの壁。向かい側のデスクに座る同僚への新型コロナ感染防止策である。高さが床から140センチ以上あると、せきなどの直撃を避けられる。飛沫量も10分の1以下に減るという。スーパーコンピューター(スパコン)の「富岳」を活用した予測結果だとニュースで知った◆その富岳が先月、計算速度の世界ランキングでトップの座に。世界一は先代の「京」が獲得して以来、9年ぶり。データの処理能力など3部門でも1位を獲得し、史上初の4冠を達成した◆富岳は富士山の別名。計算能力の“頂の高さ”と、多様な分野で使える“裾野の広がり”を意識したという。新型コロナ対策のほか、創薬や地震・津波の災害予測など幅広い活躍が期待されている◆スパコン世界一といえば、あの発言。2009年、民主党政権が事業仕分けで、世界一をめざすスパコン開発に「凍結」の判定を下した。その際、仕分け人の参院議員が放った“迷言”である。「2位じゃダメなんでしょうか」。11年後の今、その不見識ぶりがあらためて衆目にさらされている◆今年で没後100年のマックス・ウェーバーは「政治家にとって大切なのは将来と将来に対する責任」(『職業としての政治』)と説いた。ウイズコロナ、アフターコロナを見据え、富岳が活躍する裾野を着実に広げたい。(東)

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