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紙おむつを固形燃料に
矢倉氏 再資源化する装置視察
埼玉・杉戸町
使用済み紙おむつを燃料化する装置を視察する矢倉氏(中)=29日 埼玉・杉戸町
公明党の矢倉克夫参院議員は29日、使用済み紙おむつを燃料化する装置を製造する埼玉県杉戸町の株式会社チヨダマシナリーを訪問し、山下則夫社長と意見交換した。伊藤美佐子町議が同行した。
同社はコンクリート製造設備とともに、1日当たり最大600キログラム(約500人分)の使用済み紙おむつを破砕、乾燥、減菌し、ペレットと呼ばれる固形燃料に再資源化する装置を生産している。
山下社長は、製造課程で水を使用しないため排水がなく、「安全面に優れ、コストも下げられる」と特長を説明した。
装置を視察した矢倉氏は、使用済み紙おむつの排出量が将来的に増えることが見込まれるため、再資源化の重要性を強調し、「循環型社会の形成に取り組む」と述べた。