公明党公明党

公明党トップ / ニュース / p10676

ニュース

2018年9月14日

コラム「北斗七星」

「美肌になる」「血管が若返る」「頭が良くなる」……。これだけ売り文句があれば、大ブームは必然である。サバの缶詰「サバ缶」。大手水産会社が今月から、約10%の値上げに踏み切った。国内需要の急増などで原料価格が高騰したためだ◆「日本缶詰びん詰レトルト食品協会」によると、水産缶詰は長年、「ツナ缶」が生産量1位だった。2014年、サバ缶がツナ缶を僅差で抜き、初めてトップの座に。昨年はサバ缶が5000トン以上の大差をつけて頂点に君臨している◆人気を支えるのが、日本人の健康志向である。サバなどの青魚にDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)が多く含まれ、動脈硬化などの予防効果がある話は有名だ。骨も丸ごと食べられてカルシウムが豊富。ビタミンなどの栄養素もバランス良く取れる◆缶詰だから下処理が不要。しかも安い。レシピも豊富でアレンジ料理が幅広く味わえる。多くの魚種で不漁が伝えられる中、サバの漁獲量は安定している点も強みだ◆地震や豪雨が相次ぐ昨今、家庭で備蓄する非常食としてサバ缶の存在感はさらに増す。健康に、災害に「備えあれば憂い無し」である。そんな万能食品に、日本人の魚離れを食い止め、魚食文化を守るリード役を期待したい。もちろん適切な資源管理を前提に。(東)

公明新聞のお申し込み

公明新聞は、激しく移り変わる社会・政治の動きを的確にとらえ、読者の目線でわかりやすく伝えてまいります。

定期購読はこちらから

ソーシャルメディア