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2018年9月13日

コラム「北斗七星」

テニスの全米オープン女子シングルスで20歳の大坂なおみ選手が日本選手初のグランドスラム制覇の快挙を成し遂げた。先のアジア競技大会では18歳の池江璃花子選手がMVPに輝いた◆活躍する青年の姿を見るのは楽しい。だから、そんな若者の芽を摘む醜い所業はいただけない。18歳の体操女子選手・宮川紗江さんが先日、日本体操協会幹部からパワーハラスメントを受けたと訴えた◆その前には日大アメフト部の問題が連日のように報道された。危険な反則タックルをするしかないと、監督とコーチに追い込まれ、それを実行した20歳の選手。真実を記者会見で語る姿は痛々しかった◆ともにスポーツ界の出来事。だが、他の世界でも似たような話があるのではなかろうか。若者たちを食い物にするのではなく立派に育てる。それで思い出すのが『聖の青春』(大崎善生著、講談社)だ◆幼少から難病と闘い続け、常に死の恐怖に怯えながら夢半ばにして29歳で逝った天才棋士・村山聖の実話。村山の師となった森信雄は、村山と寝食を共にする中で己の生活を犠牲にして彼を支え抜いた◆ごまかしや無意味な常識はこの子には通用しない。何かあったときは自分も全人格をかけて全力で対峙しなくてはならない。そう決めて最後まで弟子を守り抜いた師の姿は美しい。(六)

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