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こちら南元町支局 何でも調査班
公明党青年委員会(委員長=矢倉克夫参院議員)が若者の声を聴くために4月下旬、党ホームページに設置したご意見箱と、党東北方面本部青年局(局長=遠藤伸幸宮城県議)が実施している新型コロナウイルス感染症の影響に関する実態調査について「何でも調査班」が紹介します。
党青年委のご意見箱
1万件を超える投稿届く
「政策2020」に反映し、実現へ
菅義偉官房長官(中央)に「青年政策2020」を申し入れる党青年委のメンバーら=5月21日 首相官邸
アヤカ ご意見箱には、5月末までに1万件を超える意見や要望の投稿が届いています。
支局長 どんな声がきているのか、見てみよう。
ユウタ 医療、介護、物流など生活に欠かせない職業に従事するエッセンシャルワーカーへの支援を求める声が多くありました。特に、介護に携わる人からは「入浴やトイレの介助など、感染のリスクを負いながら仕事をしている。医療に加え、介護の従事者も支援の対象にしてほしい」との要望がありました。
支局長 重要な声だね。他には?
アヤカ 親元を離れて暮らしている学生からは「アルバイトを二つ掛け持ちして生計を立てているが、コロナの影響で一つはなくなり、もう一つは時短に。生活費が本当に苦しい」との声が寄せられました。
支局長 事業を営む人の声は?
ユウタ 持続化給付金について、今年から個人事業主となった人は「前年の事業実績がないため、支援の対象とならなかった。収入が激減し、とても困っている」との訴えもありました。
支局長 党青年委は5月21日に、政府に申し入れた「青年政策2020」に、それらの対応を盛り込んでいるね。
アヤカ はい。特に、エッセンシャルワーカーへの支援や自粛の影響を受ける方々への支援は、重点項目として訴えました。
ユウタ 現在、国会で審議されている第2次補正予算案に、医療や介護、障がい福祉サービスの従事者らに5万~20万円の慰労金を支給することや、持続化給付金について、今年創業した企業なども対象になることが含まれています。
アヤカ 困窮する学生に最大20万円を支給する「学生支援緊急給付金」も、公明党の強い要請を受けて政府が創設を決めました。
支局長 着実に、声を実現しているね。
ユウタ 党青年委は引き続き、ご意見を募集しています。公式ツイッターからアクセスできます。
東北青年局
コロナの影響 ネット調査
途中経過を基に議会で訴え
ユウタ 党東北青年局が5月23日から、新型コロナの影響調査をインターネットで実施しています。今月21日まで、東北6県の公明議員と、青年党員らが声を集めています。
支局長 調査の目的は?
アヤカ 自粛の長期化に伴う経済的な影響に加え、人間関係など精神的な影響を調べ、政策立案につなげることをめざしています。調査の質問項目は、同居している家族の構成や収入、出費の増減、インターネット環境の有無、同居人との関係が変化しているかなどです。
ユウタ 今回の調査はインターネット上の入力フォームでデータを集めているため、途中経過が容易に分析できる特長があります。
支局長 どんなことが分かっているのかな?
アヤカ 遠藤東北青年局長によると、①ひとり親世帯の収入減が目立つ②子育て世帯の出費が増えている③世代を問わず精神面の不調を感じる人が多いが、若年層は特に比率が高い――といった傾向があるそうです。
ユウタ 自由記述欄には、給付金の迅速な給付や、安心して出産できる環境の整備などの声が寄せられているそうです。
支局長 今後、調査の内容を実現していく流れは?
アヤカ 各議員が途中経過を基に6月定例会で質問し、各自治体の首長に要望する方針です。遠藤局長は「国の施策を進めながら、それを補う各地域に応じた支援策を検討し、声を実現していきたい」と話しています。