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コラム「北斗七星」
新型コロナウイルスの感染拡大で、いち早く第2波に見舞われた北海道。2月下旬からの第1波を道独自の緊急事態宣言で抑えた後、4月初旬から再び感染者が増加した。「経済活動の再開は、時期尚早だったのでは」といった海外メディアなどの報道もあり、長引く自粛生活をやるせない気持ちで過ごした道民も多いに違いない◆この状況に対し鈴木直道知事は、3、4月が入学や就職、転勤のシーズンであることを念頭に、「人の移動が集中する中、それをきっかけに感染拡大が起きかねないということを経験している」と指摘。実際、総務省の統計によれば、2カ月間に道内へ転入したのは約2万人。昨年までと、ほぼ変わらない数字だ◆こうした傾向は、全国に当てはまる。東京都が約16万人、大阪府は約6万4000人。他の大都市圏でも数万人が転入し、それぞれ同数程度が転出した◆全国の1日ごとの感染者数の推移を見ると3月末から増え始め、政府が7都府県に緊急事態宣言を出した後の4月10日ごろがピーク。潜伏期間を考えれば、大きな人の流れと符合する◆当然ながら、不要不急ではない行動も感染拡大の要因となる。個人が取り組むべき「新しい生活様式」の定着とともに、“ウィズコロナ”時代に見合った新たな社会づくりを急ぐ必要がある。(武)









