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ネット中傷でプロジェクトチーム設置へ
学びの遅れへの対応急務
石田政調会長
公明党の石田祝稔政務調査会長は27日、インターネット上の誹謗中傷を巡って、来週にもプロジェクトチーム(PT)を設置し、法改正も視野に入れた議論を進める意向を示した。衆院第2議員会館で行われた記者会見の後、明らかにした。
石田氏は、23日に亡くなった女子プロレスラーの木村花さんが会員制交流サイト(SNS)上で誹謗中傷を受けていた問題も念頭に「表現の自由もあるが、SNS上での心ない発言で傷ついている人も多い」と指摘。何ができるかについて考えたいと述べた。
一方、記者会見で石田氏は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う休校が長期化したことへの対応に関して「学びの遅れをどう取り戻していくかということが、今の一番大事な議論だ」と強調した。入学時期を秋にずらす「9月入学」については「否定するつもりはないが、(導入する場合は)相当な準備が必要になる」との認識を表明。児童・生徒の利益を最優先に考えて、学びの機会を確保するべきだと力説した。