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教育支援で生活向上
書き損じはがき回収 カンボジア所長が謝意
日本ユネスコ協会連盟
カンボジアでの寺子屋運動について語るブッタ所長(中央)と現地事務所のソウム・サベット職員(右隣)ら=6日 公明党新館
発展途上国で教育支援を行う公益社団法人日本ユネスコ協会連盟のカンボジア事務所所長で来日中のノン・ブッタ氏らは6日、東京都新宿区の公明党新館を訪れ、同連盟による書き損じはがきなどの回収に協力した本紙読者に向けて、謝意を表明した。吉本正史党機関紙委員長が応対した。
同連盟は「世界寺子屋運動」の一環として、集めた未投函はがきなどを換金し、途上国での教育施設(寺子屋)建設などに充てている。
本紙も回収への協力を呼び掛けており「公明新聞読者からのはがき提供は非常に多い」(同連盟)という。
ブッタ所長らは、カンボジアでは17軒の寺子屋で識字教育や小学校を中退した子ども向けの復学支援、住民への職業訓練などが行われ、生活の向上に役立っているとして「皆さんの支援に感謝します」と述べた。