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文化芸術の担い手救え
斉藤幹事長ら出席 活動費や基金創設
超党派議連が文科相に要望
萩生田文科相(中央)に緊急要望を申し入れる斉藤(右端)、浮島(左から2人目)の両氏ら超党派議連のメンバー=25日 文科省
超党派の文化芸術振興議員連盟は25日、文部科学省に萩生田光一文科相を訪ね、新型コロナウイルス感染拡大に関して、公演休止で収入を失っている実演芸術家らへの1人当たり20万円の活動費支援を柱とする総額500億円規模の救済支援策を2020年度第2次補正予算案に盛り込むよう求める緊急要望を申し入れた。公明党から斉藤鉄夫幹事長、浮島智子衆院議員が出席した。
議連は救済支援策として①実演芸術家やスタッフなど約10万人への1人20万円の活動費②文化芸術団体の維持に向け総額300億円――の支援を要請した。
また公演など再開後、客席の間隔を空けるといった制約が続く中でも活動継続に支障を来すことがないよう「文化芸術復興基金」を創設し、民間の寄付を受け付けるとともに、国庫から1000億円を支出することを要請した。