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2018年9月7日

汪全国政協主席と会見

山口代表 人的交流加速を確認 
習主席宛て、首相の親書託す

汪全国政協主席(右)と会見する山口代表=6日 北京市内(撮影・松崎洋一)

【北京6日=松崎洋一】公明党訪中団の山口那津男代表(団長)は6日午後、北京市内で中国共産党中央政治局常務委員の汪洋中国人民政治協商会議全国委員会主席と会見。大幅に予定時間を超過し、日中関係の発展加速について、踏み込んだ対話を行った。

冒頭、山口代表は、習近平国家主席に宛てた安倍晋三首相の親書を汪氏に手渡した。汪氏は親書に対して謝意を述べ、習国家主席に早期に報告すると語った。また山口代表は、来年の習国家主席の訪日を求めた。汪氏は深くうなずきながら「日中関係は正常な軌道に乗った」と応じた。

山口代表は、今年が公明党創立者である創価学会の池田大作名誉会長の「日中国交正常化提言」から50周年、日中平和友好条約締結から40周年を迎える意義に触れ、「青少年など人の往来を盛んにし、次の世代に日中友好のバトンを渡すことが大切だ」と力説した。

汪氏は国交正常化提言を高く評価。青少年交流の拡大に賛意を示し、日中関係発展の重要性を強調した。

古屋範子副代表、石田祝稔政務調査会長、西田実仁広報委員長(参院議員)、国重徹青年委員会副委員長(衆院議員)が同席した。

日中協力、世界に好影響
党訪中団 社会科学院と意見交換

【北京6日=松崎洋一】公明党訪中団の山口那津男代表らは6日午前、北京市内の中国社会科学院日本研究所で、中国人民政治協商会議委員で同研究所前所長の高洪氏らと会い、今後の日中関係などについて意見交換した。

席上、高氏は、日中関係発展に向けた取り組みについて、「中日は争わず共に進むべきだ。隣国として建設的な方法を考えないといけない」と述べた。

山口代表は、日中は隣国であり、経済や文化などで強くつながっていることを踏まえ、「日中が協力し合い、国際社会に好ましい影響を与えていく時代にしないといけない」との考えを示した。また訪中団は、同研究所の研究者とイノベーション(技術革新)や介護をはじめとした社会保障政策などで意見交換した。

高洪氏(左側手前から3人目)と意見交換する山口代表(右側中央)ら=6日 北京市内(撮影・松崎洋一)

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