公明党トップ / ニュース / 19284

ニュース

2019年1月5日

コラム「北斗七星」

現代アートに確かな足跡を残し、5年前に逝った画家・吉村芳生氏の展覧会『超絶技巧を超えて』(東京ステーションギャラリー、今月20日まで)をのぞいてみたら、1字1字すべて書き写した新聞1面の上に大きな顔が描かれた自画像が何点も◆北京五輪の開幕(2008年)を伝える紙面には、口元の緩んだ自身を描き、岩手・宮城内陸地震(同年)のニュースには、あーっと口を開けて目を見開く顔をのせる。その表情が新聞報道と一体で語り掛けてくる。その精緻な創作から氏の情熱が伝わってくる◆公明新聞が全面、コンピューターによる制作(CTS=Computerized Typesetting System)になったのは、30年前の新年号から。以来、速報性やレイアウト機能、画質が進化し続けている◆CTSのCには、COLD(冷たい)の意もあり、鉛を溶かして活字をつくっていたHOT(熱い)と対比した。全面CTS化の前年末の本紙には、「鉛活字よ さようなら!」の見出しが。手作業で活字を組み上げた“熱い”紙面が懐かしい◆幅17メートルにわたって金網だけを丹念に描いた作品も残した吉村氏は、「機械文明が人間から奪ってしまった感覚を再び自らの手に取り戻す作業」と。本紙は、進化するCTSを駆使して、読者が望む“HOT”な紙面を丹念につくり続けます。(三)

公明新聞のお申し込み

公明新聞は、激しく移り変わる社会・政治の動きを的確にとらえ、読者の目線でわかりやすく伝えてまいります。

定期購読はこちらから

ソーシャルメディア