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荒川流域の治水に全力
貯水池、高規格堤防など視察
赤羽国交相と党都本部プロジェクトチーム
高規格堤防の説明を聞く赤羽国交相(中央)、岡本座長(右隣)、(前列右から)細田、うすい、竹平、(赤羽氏の左隣から)中山、加藤、北口の各氏=20日 東京・足立区
赤羽一嘉国土交通相(公明党)は20日、水害の激甚化・頻発化を踏まえ、荒川流域の治水強化に向けた対策を視察した。公明党東京都本部江東5区大規模水害対策検討プロジェクトチーム(PT)座長の岡本三成衆院議員と、中山信行、加藤まさゆき、うすい浩一、細田いさむの各都議、竹平ちはる江戸川区議、北口つよし都本部都民運動局次長らが同行した。
まず一行は、埼玉県戸田市を訪れ、利水施設である荒川貯水池(彩湖)を調査。大雨が予想されるとダムと同様に事前放流し、一時的に洪水を調節するために最大259万立方メートルの容量を新たに確保したことについて、担当者から説明を聞いた。
続いて一行は、東京都足立区新田で高規格堤防を視察。同堤防に関して、2019年の台風19号では、堤防下の元の地盤の高さより高い位置を川の水が流れていたことや、高規格堤防が越水・水の浸透・地震に強いことなどを担当者から聞いた。このほか一行は、京成本線・荒川橋梁(足立区・葛飾区)も視察した。
視察後、赤羽国交相は「荒川の治水は都民の命と地域を守る防災の要だ。対策を加速させる」と述べた。