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がん検診の受診率向上へ〜現在の費用や今後の推進について解説!

がん検診について詳しく解説

現在日本では年間約38万人(※)の方が亡くなるなど、死亡の原因第1位となっている病気の「がん」。
※出典:令和4年(2022) 人口動態統計月報年計(概数)の概況

日本人の2人に1人(※)は人生の中で1回は何かしらのがんになると言われており、その多くは生活習慣や感染が原因です。
※出典:がん情報サービス「がんという病気について」

ただしがんは早期発見と適切な治療を行えば、治る確率が約9割(※)と高い水準になっています。
※出典:日本対がん協会「指導の手引き」

そのためにも国のガイドラインに基づく、科学的根拠が証明されたがん検診の受診が大切です。

しかし「そもそもがん検診についてよくわからない」「がん検診は費用が高そう・・」といった、疑問や不安を抱えている方もいるでしょう。

結論、がん検診とはがんの死亡率減少を目的とする検査で、現在では無料または少額で検診を受けることが可能です。

本記事ではがん検診の概要・無償化の解説に加えて、受診にかかる費用や検査におけるデメリットなども紹介しています。

がんの予防や早期発見にはがん検診の受診が非常に大切ですので、がん検診を受けるかどうか悩んでいる方や気になっている方はぜひ最後まで確認してくださいね。

そもそもがん検診ってなに?

がん検診の種類

がん検診とは、がんが進行する前に早期発見・適切な治療を行うことで、がんによる死亡率を下げることを目的とした検査です。

日本では1983年から各市町村が主体でがん検診を実施し、当初は胃がんと子宮頸がんに限定されていましたが、現在は5種類まで増加。

【現在は胃がん・大腸がん・肺がん・乳がん・子宮頸がんの5種類が検診対象に!】

しかし2022年度の国民生活基礎調査によると、がん検診の受診状況は約4~5割と低い状況にあります。

 

がん検診の男女別の受診状況

がん検診の男女別の受診状況

出典:2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況

 

2006年に定められたがん対策基本法に基づき、がん検診の受診率を上げるための子宮頸がん乳がん検診の無料クーポンなどを無償で受けられる体制を整えました。

 

受診率を上げるために、公明党は子宮頸がんの検診無料クーポンと検診手帳の配布を実現したんだヨネ!

がん検診の無償化以外にも、がん対策基本法の制定やがん医療拠点病院の整備・放射線療法の普及など、がん対策をリードしてきたんだ。

 

出典:公明党チャンネル

がん検診は何歳から受けられる?

厚生労働省では以下のように、がん検診の検査項目別に推奨年齢を定めています。

種類 推奨年齢 受診間隔
胃がん検診 50歳以上

※当分の間、胃部エックス線検査については40歳以上に対し実施可

2年に1回

※当分の間、胃部エックス線検査については年1回実施可

子宮頸がん検診 20歳以上 2年に1回
肺がん検診 40歳以上 年1回
乳がん検診 40歳以上 2年に1回
大腸がん検診 40歳以上 年1回

              出典1: 厚生労働省【がん対策情報】

         出典2:厚生労働省【がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針

 

現在の日本におけるがん検診の推奨年齢は40代から50代と定められているものの、年齢制限はありません。

しかし高齢者の方はがん検診・治療による偶発症のリスクや身体への負担が大きくなる可能性があるので、以下のがん相談ホットラインなどを活用しましょう。

概要 詳細
がん相談ホットライン

(日本対がん協会)

・電話番号:03-3541-7830(予約不要)

・受付時間:午前10時~午後1時・午後3時~6時

・対応可能日:毎日(年末年始を除く)

がん相談ホットラインではがん検診以外のがんに関する相談も可能なので、一人で悩みを抱え込まずに相談してみてくださいね。

 

がん検診と健康診断・人間ドックなどの違い

がん検診と健康診断・人間ドックなどの違い

がん検診などは「検診」、健康診断・人間ドックなどは「健診」と呼ばれますが、それぞれの主な違いは以下の通りです。

検診の種類 特徴
がん検診 特定のがんを調べる
健康診断 一般的な健康状態を調べる
人間ドック がん以外の病気も調べる

がん検診では胃がん・大腸がん・肺がん・乳がん・子宮頸がんの5種類が、検査項目になります。

会社などで行われる一般的な健康診断では、がんの発見はできません。

人間ドックは健康診断の一種と言えますが、検査項目数が多く、がん検診では調べられない特定の部位のがん検査もできます。

しかし人間ドックでは乳がん・子宮頸がんなどは、オプションになっている場合もあります。

まずは5がんが全て含まれているがん検診を受診し、その他のがんに関しては個人で受診するかどうかを判断するのが大切です。

がん検診の対象年齢に含まれない20・30歳の方で、がん検査を受けたい方は人間ドックでの受診を検討しましょう。

 

がん検診の目的と効果

がん検診の目的は症状が現れる前にがんを早期発見適切な治療を受けて、死亡するリスクを減らすことにあります。

しかし日本のがん検診の受診率は約40%から50%と低く、日本の死因第1位であるがんによる死亡を減少させるためにもがん検診の受診率上昇が必要です。

以下でがん検診の目的と受診による効果について解説していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

※項目名をタップで詳細解説にスクロールします。

がん検診を推奨する目的

がん検診の受診率はどのくらい?

検診によるがんが見つかる確率は?

 

がん検診を推奨する目的

上記でも述べたように、がん検診の目的は症状が現れる前にがんを早期発見・適切な治療を受けて、がんによる死亡率を減らすことです。

しかし「受ける時間がない」「必要性を感じない」といった理由などから、日本におけるがん検診の受診率は低い状況にあります。

 

がん検診の未受診理由

がん検診の未受診理由

出典:厚生労働省 がん検診受診率向上に向けたこれまでの取組

 

がんによる死亡率を下げるには、未症状のうちに早期発見・治療が重要です。

各自治体や団体の取り組みがん検診の無償化や少額の自己負担で済む場合もあるので、今は健康という方でもぜひ検診を受診しましょう!

 

検診によるがんが見つかる確率は?

以下は2020年度に市区町村が実施したがん検診によって、がんが見つかった確率を示す表になります。

がん検診の種類 検診によるがん発見の割合
胃がん 0.11%
肺がん 0.03%
大腸がん 0.16%
子宮頸がん 0.03%
乳がん 0.31%

          出典:厚生労働省 令和3年度地域保健・健康増進事業報告の概況

がんが見つかる確率は少ないと思われた方もいるのではないでしょうか?

しかしがん検診は1回の検診で必ずしも判明するとは限らないため、適切な頻度での受診がおすすめです。

 

以下はがんによる死亡数を表す表になります。

性別 1位 2位 3位 4位 5位 備考
男女計 大腸 膵臓 肝臓 大腸を結腸と直腸に分けた場合、結腸4位、直腸7位
男性 大腸 膵臓 肝臓 大腸を結腸と直腸に分けた場合、結腸4位、直腸7位
女性 大腸 膵臓 乳房 大腸を結腸と直腸に分けた場合、結腸3位、直腸10位

      出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」(人口動態統計)

がん検診では上記の種類をほぼカバーしており、正しく検査を受診することでがんの早期発見・死亡率は減少できると言えるでしょう。

 

がん検診の種類

がん検診の種類・違い

がん検診は、主に対策型検診と任意型検診の2種類に分けられます。

 

項目 対策型検診 任意型検診
目的 対象集団の死亡率の減少 個人の死亡リスク減少
検査項目※1 ・胃がん

・大腸がん

・肺がん

・乳がん

・子宮頸がん

⇒上記5種類

医療機関ごとによって異なる
検診提供者 国や自治体の公共医療サービス 医療・検診機関などの医療サービス
対象者 ・対象年齢に該当する方

・無症状の方

・特定なし

・無症状の方

費用 無償または一部少額の自己負担 全額自己負担
検診種類 ・住民検診

・職域検診

人間ドックなど

                                                      ※1出典:日本医師会

対策型検診は国や自治体が行う公的な医療サービスで、任意型検診は各医療・検診機関が行う医療サービスです。

ただし既に何かしらの症状や懸念がある場合は、検査ではなく医療機関での診療を受けましょう。

 

科学的根拠に基づくがん検診の受診が推奨されている

日本では、以下のがんによる死亡リスクの減少が科学的に証明されているがん検診の受診が推奨されています。

種類 検査項目 対象者 受診間隔
胃がん検診 問診に加え、胃部エックス線検査又は胃内視鏡検査のいずれか 50歳以上

※当分の間、胃部エックス線検査については40歳以上に対し実施可

2年に1回

※当分の間、胃部エックス線検査については年1回実施可

大腸がん検診 問診、視診、子宮頸部の細胞診及び内診 20歳以上 2年に1回
肺がん検診 質問(問診)、胸部エックス線検査及び喀痰細胞診 40歳以上 年に1回
乳がん検診 問診及び乳房エックス線検査(マンモグラフィ)

※視診、触診は推奨しない

40歳以上 2年に1回
子宮頸がん検診 問診及び便潜血検査 40歳以上 年に1回

                                      出典:厚生労働省 がん検診の種類について

しかしがん検診にはメリットだけではなく、以下で紹介するデメリットもあるので必要以上に受ける必要はありません。

 

がん検診を受けることにデメリットはある?

がん検診を受けることにデメリットはある?

がん検診は早期発見・治療に役立つメリットがありますが、以下のようなデメリットがある点も把握しておかなければなりません。

 

概要 詳細
デメリット(不利益) ・偽陽性

(がんがないのに疑いありと判定されること)

・偽陰性

(がんがあるのに疑いなしと判定されること)

・検診や精密検査の医療行為に伴う合併症

・過剰診断(治療をしなくても死亡につながらないがんを見つける)

メリット(利益) ・がんの早期発見による適切な治療が受けられる

・がんになるのを防げる

・がんによる死亡を防げる

がん検診を受けるメリットは、がんの早期発見による死亡率の減少にあるでしょう。

一方で100%がんが発見できるわけではなく、検診を受けても見逃してしまう可能性があり、これを偽陰性と呼びます。

反対にがんの疑いありと判定されて、精密検査を行ったら陰性だったという偽陽性と診断される可能性もあります。

他にも死亡に繋がらないがんの発見で本来必要のない治療を受ける過剰判断、胃の内視鏡による出血や穿孔(※)が起こる可能性も否定できません。
※:胃などに穴が開くこと

このようにがん検診にはデメリットがあるので、必要以上に検診を行うのは身体・心理的負担がかかることも。

まずは上記で紹介したがん検診の受診が、こうしたデメリットのリスクを下げる一つの要因と言えます。

 

がん検診にかかる費用

がん検診にかかる平均費用はがん検診の種類で紹介した、対策型検診と任意型検診のどちらを受診するかによって異なります。

以下は自治体のがん検診にかかる平均費用の相場です。

がんの種類 検診単価 自己負担単価
胃がん検診(胃部エックス線検査) 7,103円 1,505円
胃がん検診(胃内視鏡検査) 14,005円 3,116円
肺がん検診(胸部エックス線検査) 2,483円 527円
肺がん検診(胸部エックス線検査+喀痰細胞診) 5,129円 975円
大腸がん検診 2,366円 584円
乳がん検診(乳房エックス線検査のみ) 5,111円 1,291円
乳がん検診(視触診+乳房エックス線検査) 7,471円 1,619円
子宮頸がん検診 6,752円 1,396円

       出典:平成27年度「市区町村におけるがん検診の事業費に関する調査」

 

対策型検診では自治体が費用を負担してくれるので、500円から3,000円程度の自費でがん検診を受けられます。

自治体によってはがん検診の無償化を行っている場合もあるので、お住まいの地域の情報を確認しておきましょう。

一方で任意型検診では、各医療・検診機関によって料金が異なるので、事前に確認しておくのがおすすめです。

 

がん検診の流れ

がん検診を受診する際の流れは以下の通りです。

  1. 市区町村から郵送される案内・公式サイトを確認する
  2. 受診日の予約を行う
  3. 医療機関または検診センターで検査

 

上記の方法で予約を行ったあとは、以下のような流れでがん検診が行われます。

がん検診の検査イメージ

出典:がん情報サービス「がん検診について」

 

がん検診では、最初にスクリーニングという無症状の人・がんの疑いがある人にふるい分けられて、要精密検査と診断された方は精密検査に進み、がんと確定診断された方は治療に進む流れになります。

がんの疑いありと診断されても必ず陽性になるとは限りませんので、精密検査の受診は重要です。

ただしがん検診は1回で100%がんを見つけられない可能性もあるので、疑いなしと診断された方でも定期的に検査を受診しましょう。

各自治体によって異なる場合もありますが、がん検診の無料クーポン券は検診当日に医療機関の窓口に提出するので検査当日は持参がおすすめです。

 

がん検診の各自治体・団体の取り組み

がん検診の受診率向上に向けて、各自治体や団体では以下のような様々な取り組みを実施しています。

 

各自治体・団体の取り組み一例

自治体・団体 取り組み例
東京都八王子市 ・割引チケットの発行

・大腸がん検診キットを事前に送付

東京都世田谷区 ・個別受診の勧奨

・無料クーポン券の配布

・特定健診と同時受診の導入

・土曜日受診の拡大

東京都杉並区 申し込みはがきが付いたリーフレットの全戸配布
広島県三次市 おすすめコースの追加で複数受診の促進
島根県江津市 国民健康保険加入者で申し込みのない方にも大腸がん検査キットの送付
京都府福知山市 web申し込みの実施
京都府宇治市 検診ガイド・広報の視認性を上げる修正
愛媛県松山市 令和2年から5年度の期間限定で国民健康保険加入者はがん検診の自己負担金が無料
福井県美浜町 集団検診の不来場者に対して受動勧奨の連絡
株式会社ワコール ・定期健康診断に胃がん・肺がん・大腸がん検診の追加

・検診車の購入

・本社や事業所での乳がん・子宮頸がん検診の実施

日本対がん協会 ・がん検診の無料デジタルクーポン配布

・働く世代のためのがんリテラシー向上プロジェクト

・患者・市民参画

         出典:厚生労働省:がん検診受診率向上施策ハンドブック(第3版)

出典2:がん対策推進アクション:推進パートナー企業・団体の取り組み

                     出典3: 日本対がん協会

 

このようにがん検診の無償化やweb申し込みの導入など、受診率の向上に向けて様々な取り組みが行われています。

自分の地域ではどのような活動を行っているのか、ぜひ一度確認して上手く活用してみてくださいね。

 

無料クーポン配布など、がん検診の受診率向上に取り組む活動を紹介

がん検診の受診率向上に向けて、各自治体・団体では以下のような活動を行っています。

  • 啓蒙/啓発活動
  • 無料クーポンの配布
  • イベント活動
  • web予約など簡素化
  • 教育プログラム

 

公明党ではがん検診の受診率向上の他にも以下のように、がん対策を推進しているのをご存知でしょうか?

公明党が進めた主ながん対策

出典:公明党 ズバリ聞きます!がん対策をリードする公明党

 

「がん対策基本法」は公明党の推進によって成立し、これによってがん医療拠点の整備・検診受診率の向上など様々な施策が一気に進みました。

他にもがん教育・普及啓発を全中学校での実施や、大規模調査であるがん10年生存率の公表なども公明党の成果としてあげられます。

 

胃がんの原因となるピロリ菌除菌の保険適用も、公明党が対策をリードしたんだヨネ!

公明党の主張で無料クーポンの配布など、女性特有のがん対策も推進したんだよ。

 

がん検診の無料クーポンの対象者や年齢制限はある?

公益財団法人日本対がん協会で配布されていた無料クーポンは、以下のように対象年齢が定められています。

種類 対象者
胃がん検診 40歳以上の男女
子宮頸がん検診 20歳以上の女性
肺がん検診 40歳以上の男女
乳がん検診 40歳以上の女性
大腸がん検診 40歳以上の男女

                                              出典:公益財団法人日本対がん協会

対象者は定められているものの、年齢制限はありません。

各自治体で実施されているがん検診は、受診時期に合わせて通知が郵送されてきます。

 

がん検診についてよくある質問と回答

がん検診についてよくある質問と回答は以下の通りです。

 

がん検診に関する不安を解消し、安心して受診できるよう参考にしてくださいね。

 

子宮頸がんや乳がん検診のクーポンが届かない・紛失した場合はどうしたらいい?

子宮頸がんや乳がん検診のクーポンが届かない紛失した場合は、以下の内容を確認しましょう。

概要 詳細
検診のクーポンが届かない ・がん検診の対象年齢か確認する

・各自治体に問い合わせる

検診のクーポンを紛失した場合 ・各自治体に再交付申請を行う

対象の方は各市区町村からがん検診の案内が郵送されてきますが、届かない場合は公式サイトで確認してみてください。

がん検診のクーポンは再発行が可能ですが、申請方法が異なるのでお住まいの地域の各自治体に問い合わせが必要です。

 

がん検診費用は医療費控除される?

がん検診や人間ドックにかかる費用は疾病の治療ではないため、原則として医療費控除されません

しかしがん検診や人間ドックの診断結果で、重大な疾病が発見治療となった場合は医療費控除の対象になるケースも。

さらにがん検診を受診した上でスイッチOTC薬の購入費用が年間12,000円を超えた場合は、所得控除が受けられるセルフメディケーション税制の対象となる場合があります。

ただし医療控除とセルフメディケーション税制は併用できず、自分でどちらかを選択する形になるので注意が必要です。

 

検診でがんが見つかっても治療しながら働くことはできる?

がん検診でがんが見つかった場合でも、治療しながら働くことは可能です。

現在厚生労働省では治療と仕事の両立支援を推進しており、他にも以下のような様々な支援が受けられます。

概要 詳細
医療費※1 ・傷病手当金

・生活福祉資金貸付制度

・介護保険制度

・障害年金

・身体障害者手帳

・精神障害者保健福祉手帳

・障害福祉サービス

就業支援※1 ・ハローワーク

・難病相談支援センター

・精神保健福祉センター/保健所

助成金/奨励金※2 ・障害/治療と仕事の両立支援制度助成コース

・東京都難病/がん患者就業支援奨励金

出典1:厚生労働省 治療と仕事の両立支援ナビ ポータルサイト

出典2:厚生労働省 障害者雇用安定助成金(障害・治療と仕事の両立支援制度助成コース)のご案内

 

がんと診断された場合は主治医のアドバイスに基づき、職場や公的支援のサポートを活用しながら、自分の体調・治療に応じた働き方を見つけましょう。

他にも今後の治療スケジュールに合わせた勤務時間の対応や休暇制度を利用できるか、事前に就業規則の休職・欠勤項目の確認も重要です。

このようにがんと診断されても働ける時代になっているので、一人で悩まず主治医や信頼できる方にまずは相談してくださいね。

 

周りに相談しにくいという方は、「がん相談支援センター」でもがんに関する悩みや不安などの相談が可能です。

 

概要 詳細
がん情報サービスサポートセンター ▼電話番号

・0570-02-3410(ナビダイヤル)

・03-6706-7797

▼受付時間

平日10時~15時(土日・祝日を除く)

出典:がん情報サービス「がん相談支援センターの探し方」

休職などで働けなくなってしまった場合でも、上記で紹介した支援の活用もできるので安心して治療に専念できますよ。

 

まとめ

本記事ではがん検診の概要や無償化などに加えて、各自治体・団体の取り組みなどを紹介してきました。

日本におけるがんは2人に1人は罹患し、3人に1人は亡くなると言われているなど身近な病気と言えます。

しかしがんは早期発見治療を受ければ治る確率は高いですが、初期段階では症状の進行には気付きにくいことも。

自分はまだ元気と思っていても、実際はがんが進行していたなんてこともあると言えるでしょう。

そのためにも定期的にがん検診を受けることが非常に重要と言えますが、日本の受診率は4割程度と低い状況です。

現在がん検診は無償化または一部少額での受診が可能で、他にも各自治体・団体で様々な取り組みを行っています。

早期発見・治療による身体・心理的負担の軽減や、大切なご家族や友人のためにも定期的にがん検診を受けましょう!

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