逗子の放課後を感える「放課後は人生でも大切な時間」
24日逗子市民交流センターフェアが開催されました。
テーマは「放課後を考える」
放課後支援団体の活動紹介展&交流サロンや
講演 「逗子の放課後を考える」 が
特定非営利活動法人 Chance For All 代表理事中山勇魚( なかやまいさな)氏
を迎えて行われました。
残念ながら講演を伺うことができませんでしたが
中山氏のCFAホームページからこんな人とわかる一節を…。
放課後は人生でも大切な時間
「放課後」や「夏休み」の言葉の印象を
人に尋ねるとその答えは様々です。
野山を駆け巡った思い出や、
小学生の社交場である駄菓子屋でのエピソード。
友達とのケンカや最新のゲームにワクワクした気持ち。
宿題に追われた8月末や、大雪が降った次の日の雪合戦。
生まれ育った場所や年代、家庭によってさまざまるですが、
根底にあるのは「楽しい」という思いではないでしょうか。
放課後を全力で楽しみ、遊びや勉強、友達との関係性などから
人生にとって大切なことを全力で学んでいます。
学校で学ぶこと以上に、小学生は放課後の時間から学んでいるのです。
しかし、残念な現実の日本では6人に1人のものも貧困状態にあり
しかも家庭によって貧困や格差が
連鎖してしまっていると悲しい現実があります。
また、お金はあっても保護者が忙しくて
ほとんど関わりを持ってなかった、
十分な愛情を受け入れられず育ってしまった子もいます。
日本には世界でも有数の義務教育制度があり、
これも誰もが義務教育を受け入れる権利を有しています。
誰もが質の高い義務教育を受け入れられるのに、
なぜか生まれ育った家庭によって
こどもたちの学力や将来に格差が生まれてしまったのです。
それは放課後の過ごし方に
格差が生まれているからではないかと考えています。
多くの友人に囲まれ、休みの日はキャンプなどのイベントに
積極的に参加している子がいる一方で
放課後家に帰っても誰もおらず、
夏休みもどこにも行かず家でゲームをしているだけの子もいます。
学ぶことのおもしろさや大切さを教えてくれる大人たちに
囲まれて自然と知的好奇心を育まれている子どももいれば、
勉強なんてしたくていいと、本も買ってもらえない子どももいる。
わたしたちは放課後教育を通して放課後の格差を解消します
どんな環境で生まれ育っても、
自らの意志と能力で自分の人生を切開いていく子を育てています。
わたしたちは高志を持った私立の学童保育として、
保護者、学校、地域、それなりに団体や企業と連携して
すべてのものは値がある放課後の時間を
過ごせるような環境を整備し、
生まれ育った家庭や環境で人生が左右されない社会を実現します。
一部抜粋
後半、逗子市で子どもの育成に関連する団体の発表がありました。
子どもが放課後をどう過ごすべきかという子どもの目線の考え方で
子どもたちが自由に安心して過ごせる場所を作ってくれています。
私の子ども時代は学童やフレスクはなく、
習い事以外は自由にしていました。
時には遊んでくれる友達がいなかったり、
喧嘩をしたりもありましたが、
缶蹴りや鬼ごっこ、山に登ったり楽しい思い出があります。
そこでいろいろ学んできたように感じます。
現在は、働く女性が増え親の負担軽減が目的になり、
誰かに預ける必要性で
学童保育が運営されているように感じます。
時には民間の学童保育の良さを取り入れながら、
子どもが望む放課後の過ごし方を探してみてはいかがでしょうか。
終了後に放課後支援団体の代表者の皆さんで何やら打ち合わせをしていました。
「子どもの楽しい場所」が連携できるといいですね!