行政視察1日目 長久手市 新たな市民協働プロジェクト
総務常任委員会の視察に来ています。
1日目は愛知県長久手市の市民協働プロジェクトと
まちづくり協議会について視察。
逗子市と同じような市民協働をどう運営しているのか伺いました。
長久手市は
人口約58000人,総面積21㎢で逗子市と同じくらいの規模ですが
平均年齢38.6歳 人口増加率10.7%と発展し伸び続けています。
昭和57年から土地区画整理事業が始まり
平成24年に町から市と発展しました。
市民協働プロジェクトの発案は
職員からの提案制度が始まりです。
❶ 長久手おむすび隊
新しい時代の協働や働き方について
39歳以下で役職のない若手職員を対象とした研修をして
地域に飛び出していく人材を育成し若手職員チームを結成しました。
おむすび隊の意味は結ぶ意味と
おにぎりのよう転がってに周りを巻き込んでいく意味があります。
❷ なでラボ
その後公募した20~40代の市民とワークショップを9回開催し
チーム「なでラボ(ながくてできたてラボラトリー)」ができました。
最初の3年間はコミュニティデザインの手法を学ぶために
外部委託をしましたが現在は地域独自の課題を自主事業で行なっています。
自主運営手法は、実戦の中で学んだ事や地域の繋がりを活かして
多くの市民を巻き込んでプロジェクトを実践したり
地域と連携して事業を行なっています。
まちづくり協議会は
小学校区単位で地域の課題を地域一体となって解決するため、
自治会のほか、地域に根ざしたこども会やシニアクラブ、
企業、NPO、各種活動団体などをネットワーク化した組織です。
地域で活動する様々な団体はもちろん、
地域に住むすべての方が参加することができます。
モデル地区として準備を進め
将来的に、地域共生ステーションは
まちづくり協議会の活動拠点とし、地域での運営を目指しています。
どちらも逗子市と同じように考え進めていましたが
違いは事業は市からの決まりはなく、予算も付けないからこそ
地域住民の自由な発想や計画が進んでいると感じました。
また、区画整理による人口増加は若い人を呼び込む流れを作っていました。
昭和57年からの事業をですが、今効果が出ています。
市長も先人の努力を忘れてはいけないと発言しています。
大切な視点です。