第2回定例会での一般質問その1
平成28年逗子市議会第2回定例会が23日終了しました。
私が今回一般質問した内容をお知らせいたします!
食品ロスという言葉が聞かれるようになりました。
食べられる状態なのに捨てられる「食品ロス」は
家庭やスーパー、ホテルやレストランなどあらゆるところで見受けられます。
農林水産省によると、
日本では年間2797万トンの食品廃棄物が発生しており、
このうちの4割近い632万トンが食品ロスと推計されています。
すでに先進的な自治体では、様々な食品ロス対策が行われてきています。
長野県松本市は、宴会の食べ残しを減らすため、
乾杯後の30分と終了前の10分は自席で食事を楽しむ
「残さず食べよう30・10運動」を進めています。
その他にも毎月30日を「冷蔵庫クリーンアップデー」、
10日を「もったいないクッキングデー」に設定し
家庭での実践を呼びかけています。
学校で日本の食料自給率や食糧不足の実情を教えた学校では、
食べ残し量が最大で34%も減少しています。
「食べ物に感謝の気持ちがわいた」
「食べ残さないように家族で話し合っている」などの声も出たそうです。
また、京都市では過程で出た食品ロスは4人家族で年間65000円の負担になる
という市独自の試算を示して、
損をしたくない気持ちが市民に芽生え、削減に挑戦する人を増やしています。
またNPOの活動としては、消費期限が迫った食品を引き取り、
生活困窮者へ無償提供する「フードバンク」が有名です。
国連は、2030年までに世界全体の一人当たり食品廃棄物を
半減させる目標を採択しています。
逗子市での取り組みとして、提案しました。
① 家庭における食品在庫の適切な管理や食材の有効活用の普及啓発
② 飲食店等における「飲食店で残さず食べる運動」や「持ち帰り運動」
の展開など、市民、事業者が一体となった食品ロス削減に向けての取り組み
③ 学校など教育施設における学校給食や食育・環境教育などを通して、
食品ロス削減のための啓発を進める
④ 食品ロス削減のキャンペーンで廃棄物の削減を進める
市の回答は、
すでに「食育」として市民対象や学校でも、食の大切さを伝えている。
しかし、ごみの削減策として、ごみそのものを生まない方法として
食品ロス削減の考え方は、必要と考える。
商工会や学校などとも連携して取り組んでいきたい。
我が家でも、買い過ぎ・作り過ぎ・食べ残しなど
改善することはたくさん見受けられます。
レストランなどでも、ライスの量を選ぶなど工夫して
出来ることから食品ロス削減をしていきましょう!