menu
バックナンバー 2015年 12月

仕事納めの28日は座間でも外気0度の朝になりさすがに震えました。
今年最後の朝のオダサガ駅頭は「かみさわタイムストピックスvol.26」を配りながら行いました。いつも写真お願いしている方にお願いしていると男性の方が「相談したい事があるんだけど」と即席の市民相談となりました。
市民相談には年末年始はありませんね!

20日、座間市議会第4回定例会が閉会しました。
一般質問2目には議長を務め最終日には予算決算常任委員長として更に議会改革特別委員長として登壇しました。
年末まで走り抜きます!

平成21年5月、私が委員長を務める教育福祉常任委員会(現在は常任委員会の所管替えがあり教育市民常任委員会になっています)に1本の陳情が出されました。
各地区文化センターにエレベーターを設置して欲しいとの内容です。
陳情主旨には「私たち地域老人クラブも、年に何度か文化センターを利用して行事などを行う事がありますが、行事などの参加対象者は高齢化に伴い増加しているにもかかわらず、参加人数は増加していません。その理由として、足の具合が悪くて階段の昇降ができないので参加したいが参加できないとの声が少なからずあります。本来、私たち高齢者にとっては、地域で開催されるお祭りや演芸大会などの行事に参加することは大きな楽しみであり娯楽の一つです。その大きな楽しみが高齢になれば当たり前の体力の低下、中でも歩くことが少しずつ不自由になり階段の昇降ができないことによって奪われてしまうことは非常に残念です。
   (中   略)
市内各地区文化センターにもエレベーターを設置して私たち高齢者や障害者が不自由なく昇り降りできる施設にしていただくことを陳情いたします。」
陳情者は地域の老人会の会長さんです。
(経 過)実は、陳情の数か月前になりますが陳情者から相談を受けた際に、これは個別の相談というよりも市として施設整備やまちづくりの在り方を決めるのに大事な視点であると考え議会陳情として提出していただくように提案していました。
(採 決)陳情を付託された常任委員会としては、東地区・北地区の両文化センターを視察し両館ともエレベーターの設置は可能と判断し採決の結果、全員賛成をもって採択され、後日、本会議でも可決されたものです。
(予 算)市当局としては予算もありませんし、老朽化している文化センターにはたしてエレベーターを設置して大丈夫なのか確認しなければなりません。幸い耐震診断の結果、耐震補強工事は必要なものの陳情通り、また議会採択通りエレベーター設置は可能となりました。もう一つの課題は、東地区文化センターには館内にエレベーター設置スペースがあるものの北地区文化センターにはありませんでした。こうした課題には、北地区文化センターのエレベーターは外付けにすることで解決できました。
陳情提出から約8年かかりました。陳情者はすでに老人会長を後進に譲っておられますが来年春には東地区・北地区ともエレベーターが稼働します。

Twitter
アーカイブ
サイト管理者
座間市 上沢本尚
kamisawan@gmail.com