7月24日・25日・26日
滋賀県近江八幡市の①「VR安土城高精度型システム」について
東近江市の②「現場映像を活用した危機管理センタ-」について
③「まちなみ保存会」の取り組みについて
令和元年「総務文教常任委員会」行政視察
日時:7月24日(水)13時30分から
視察先:滋賀県近江八幡市 人口:82116人
【視察事項:VR安土城高精度システムについて】
平成22年に、(旧)近江八幡市と(旧)安土町との合併を機に、市の観光振興に
役立てようと「VR安土城プロジェクト」がスタートしている。最初に、市役所
で説明を受け「信長の館」安土城跡地を視察。安土城は、織田信長によって建設
された世界で初めての木造高層建築と言われ46メートルの壮大で絢爛と絶賛され
たが、わずか3年後の1582年に起きた「本能寺の変」により主を失い、1585年に
廃城となり幻の名城と呼ばれてきた。近年に、加賀藩のお抱え大工による「天守
(主)指図」が発見され、1992年(平成4年)「スペイン・セビリア」万国博覧会
日本館のメイン展示として安土城天主の最上部5階6階部分が原寸大にて復元される。
その後、万博終了時に、安土町が譲り受け、解体移築し新たに、追加復元され保存、
展示がされている。調べてみると、1918年「大正7年」安土城保存を目指して
「安土保勝会」が設立されてスタートしている。
現在では、最新のVR技術を活用するため、花園大学、大阪大学・京都高度化学研究所
と官学の共同事業が行われ、平成25年からは、VR安土城周辺のビュ―ポイントから、
タブレットやスマートフォンから創建当時の安土城が見る事ができる。
【所感】
織田信長と城いう歴史的な資源が最大限にいかされていて、戦国時代にタイムスリップ
したかのような感じで体験することが出来た。「VR」コンピューターによって作られ
た仮想的な世界を、あたかも現実世界のように体感できる技術は、あらゆる分野で今後
、広がって行くと思う。当市の、後三年合戦や大鳥井山遺跡など近江八幡市が取り組ん
でいる VR(バーチャルリアルティ)で歴史的遺産を活かすことが出来ればと感じた。
2日目 滋賀県東近江市 人口 114,159人
②【視察事項:映像を活用した災害時オペレーションについて】
近年、全国的に自然災害が頻発に起きている状況にあり、災害本部の機能強化は、
市民の生命、財産を守ることにつながる。
東近江市の現場映像を活用した災害時オペレーションは、「災害現場の映像」が
本部に届く仕組みを導入し、地図情報との連動、映像を見ながら双方向で音声通
話ができ、現場の状況や情報共有ができるシステム。実際に災害を想定して現場
の状況把握のやり取りも見せて頂き当市でも情報システムの整備は必要と感じた。
【所感】
災害時の早急な対応を8画面のリアルタイム映像から判断できる整備は、災害本部
で情報の一元化で情報共有できるため迅速な対応が出来る。例えば、市の氾濫する
河川にカメラを設置し、災害情報を早急に市民に発信することができる。先進事例
から、多くの事を学ぶことが出来、当市でも映像を活用した災害時オペレーションは、
導入するべきであると感じた。
東近江市③【視察事項:重伝建地区「五個壮金堂」における「町並み保存会」と住民と
の関りと取り組みについて】
重要伝統的建造物群保存地区選定については平成10年12月25日選定される・東西670
メトール、南北520メトール、面積32,2ha伝統的建造物数300棟、環境物件
9件
<選定の理由>
近江商人が築いた意匠の優れた伝統的な建造物群となっており、周囲の水田景観を含めて
優れた歴史的景観を保存し、わが国で価値が高いとして平成10年に選定される。
<NPO法人金堂町並保存会設立の経緯>
平成7年4月1日 金堂町並保存会発足
・平成10年6月 金堂町並保存会発足青年部新設
・平成19年2月 「特定非営利活動法人金堂まちなみ保存会」となる。
・平成21年4月 金堂まちなみ保存交流館運用開始
・まちなみ相談業務を市から委託を受ける
・平成24年3月現在、正会員数143名・法人賛助会員15・賛助会員11名で活動中
<NPO法人金堂まちなみ保存会の活動>
- 市から委託を受けた伝建事業に関わる相談業務
- 金堂町並み保存交流館の生きがいの場、学習の場、おもてなし場、として活用
- 次世代にまちなみと伝統文化を継承する活動として子どもたちに体験学習の実施
- 市が実施しているイベント「ぶらりまちかど美術館・博物館」等積極的な協力
- 道路河川の清掃並びに錦鯉の補充と錦鯉の品評会共済で鯉の補充
- 先進地への視察交流活動・全国伝統的建造物群保存地区協議会住民研修会への参加
- 広報誌「金堂町並み保存会ニュース」の発行、ホームページによる広報活動
【所感】
NPO法人金堂まちなみ保存会の活動が明確に示されていることで、非常に補助金の
使用についても市民の理解を得ることが出来る。
また、相談業務については、住民が気軽に相談できる役割は非常に良いと思う。
このような点は、取り入れるべきであると感じた。また、人材育成のための子ども
たちに体験学習の実施なども貴重な取り組みである。伝統地区と防災については、
消火器全戸配布・防災マップの作成・女性消防隊編成・月1回の訓練と器具点検
・消火器の各戸配布(150本設置)・2号消火栓設置(15カ所)徹底した取り組みから
学びたいと思う。今後の保存会活動の課題は、住民意識の向上と若年者のふるさと離
れと、空き家対策、空き家の有効利用と保存対策である。当市では、増田地区が重要
伝統的建造物群保存地区に選定されているが、今後の課題として、高齢化と後継者の
育成、地域住民自らの活動、保存と活用など、今回の視察から学ぶべきことは多く、
大変に充実した視察だった。






















