一般質問 令和8年3月

3月定例会一般質問通告書

 1番 シン・十文字拠点基本構想について

1)シン・十文字拠点基本構想を推進するための財源の確保は大丈夫か

2)大雨の際、シン・十文字拠点エリア内を通る市道が冠水しているが、道路や水路のインフラ整備の考えを伺う。

3)「道の駅十文字」の駐車場について

令和7年6月一般質問の答弁では、「今後のシン・十文字拠点基本構想」のなかで、「道の駅十文字」との連動を考慮しながら一体的な検討が必要と捉えている。」とのことだったが、検討結果を伺う。

2番 子育て支援について

1)本庁舎4階の子育て支援の「相談窓口」の環境整備の考えは

2) 子ども権利条例制定について

令和6年9月一般質問の答弁では、「今後、子ども子育て会議を中心に、第三次横手市総合計画の策定時までに検討を進めていく。」とのことであったが、その後の検討結果について伺う。

3番 交通安全対策について

1)市内道路のセンターラインは、白線がかすれて、すでに消えかかっている道路などもあるが把握状況を伺う。

2)雪解けとともに、早めの対応について

 

4番 地域猫活動への対応と地域共生に向けた施策について

1)飼い主のいない猫に対する対応状況と課題認識を伺う。

2)地域猫の概数、分布、苦情件数などの把握状況について

3)域猫活動における資金面や避妊手術への助成の考えを伺う。

 

★令和8年3月定例会一般質問 答弁書

1番 シン・十文字拠点基本構想について

1)シン・十文字拠点基本構想を推進するための財源の確保は大丈夫

【答弁】シン・十文字拠点エリアの整備に係る事業については、基本構想をもとに、来年度策定する基本計画において、より具体的な施設内容や規模、配置、スケジュール、想定事業費などを検討していく。基本計画の策定後には、基本設計や実施設計の各段階において、より詳細な事業費を示したいと考えている。事業費の検討は、具体的な施設やインフラなど想定される整備内容に基づき、国の補助金や交付金、有利な地方債など様々な財源の活用を考慮しながら、財政負担の軽減を図っていく。

2)大雨の際、シン・十文字拠点エリア内を通る市道が冠水しているが、道路や水路のインフラ整備の考えを伺う。

【答弁】当該地点は、大雨によりたびたび冠水が発生する場所として把握している。冠水が発生する要因は、十文字駅東側一体の雨水がJRの線路の下を通り、十文字駅西側の同じ水路に集中することや、冠水地点の市道を横断する暗渠の断面積が小さく、大雨により一定量以上の水が流れ込むと滞留してしまうことなどが挙げられる。

現在、庁内の関係部署で構成する「十文字地域に係る雨水冠水対策会議」で現場確認を実施し、ハード・ソフトの両面からの対策を検討している。また、雄物川筋土地改良区とも連携し、水路の上流部においてほかの水路に分流させ、雨水の集中を回避させるなどのソフト面による対応を行っており、引き続き冠水の解消に向けて取り組んでいく。

3)「道の駅十文字」の駐車場について

令和7年6月一般質問の答弁では、「今後のシン・十文字拠点基本構想」のなかで、「道の駅十文字」との連動を考慮しながら一体的な検討が必要と捉えている。」とのことだったが、検討結果を伺う

【答弁】「道の駅十文字」の駐車場の不足については、利用者の皆様にご不便、ご迷惑をおかけしている。そのような状況を少しでも緩和するため、誘導員の配置や看板を設置し、隣接する十文字地域局の駐車場も利用いただいている。シン・十文字拠点エリアに隣接した「道の駅十文字」は、国から防災道の駅として選定されて、「シン・十文字拠点基本構想策定委員会」においても、「道の駅十文字」との連携や駐車場の確保について検討がされてきた。検討の結果、基本構想には、避難所など防災機能、駐車場などの交通機能が必要な機能として位置づけられている。今後は、来年度策定する基本計画において、具体的な施設や規模などを定めていくが、本格的な整備が開始されるまでの間は、空き公共用地を臨時の駐車場として活用することも検討する。

2番 子育て支援について

1)本庁舎4階の子育て支援の「相談窓口」の環境整備の考えは

【答弁】現在、本庁舎4階の子育て支援課の窓口には、日々10件から30件程度、子育て世代の皆様が様々な相談や手続きに訪れている。短時間で済む手続きから、プライバシーに関わる別室での対応が必要な相談まで、内容は多岐にわたり、来庁される皆様の気持ちに寄り添って対応をしている。一方で、本庁舎4階のフロアにおける相談環境は、現在、限られたスペースを複数の課で共用する状況にある。そのため、窓口が混み合う時期や時間帯は、別フロアの会議室等へ案内するなど、臨機応変な対応に努めているが、小さなお子様連れの方への配慮や、プライバシーが十分に守られる落ち着いた環境づくりという点は必ずしも十分とは言えない状況で、改善が必要であると捉えている。こうした課題の解消に向け、現在導入を計画している「窓口DXSaaS」にあわせ、1階フロアに新たな相談スペースを増設する方向で検討を進めている。この1階スペースが整備されれば、ベビーカーを利用の方や小さなお子様連れの方、特別な配慮を要する相談者が来庁された際にも、移動の負担なく、より安心して相談いただける環境が整うものと考えている。あわせて、窓口の混雑緩和と来庁負担の軽減を目的とした、マイナポータルを活用したオンライン手続の普及にも引き続き取り組んでいく。すでに「児童手当」の異動に関する手続きや、令和8年度に拡充を予定している「産後ファミリー応援事業の」利用申請などにおいて、オンライン申請の件数が着実に増加してきている。今後も、1階相談スペースの活用を含めた物理的な環境改善とオンライン化による手続きの負担軽減により、子育て世代の皆様が安心して相談でき利用しやすい窓口環境の整備に努めていく。

2)子ども権利条例制定について

令和6年9月一般質問の答弁では、「今後、子ども子育て会議を中心に、第三次横手市総合計画の策定時までに検討を進めていく。」とのことであったが、その後の検討結果について伺う。

【答弁】令和6年9月の定例会でも答弁したが、当市においては、国が定めた包括的な「こども基本法」の理念に沿って施策を展開していく方針であり、市独自の「こども権利条例」を新たに制定する考えはない。しかしながら、平成20年に制定した「横手市子どもの権利宣言」については、制定から18年が経過し、昨今の社会情勢や子どもを取り巻く環境の変化にあわせた改定が急務であると考えていた。そこで、当市では「条例の制定」という形ではなく、「権利宣言の時代に即した全面的な改定」というかたちで、こどもたちの権利保障をさらに前に進めるべく、子ども・子育て会議を中心に具体的な検討を進めてきた。改定にあたり、こどもたちの生の声を反映させることを最重要視し、令和7年6月には、」市内の小学5年生から高校3年生までを対象とした「こども・若者に「関するアンケート調査」において、宣言案のキーワード等を募集したほか、オンライン意見箱を通じて幅広い年代からの意見も集約した。これらをもとに作成した改定案は、8月5日に開催した「こどもまんなかワークショップ」において、市内の中学生29名から直接、率直な意見をいただいた。その後、9月のパブリックコメントを経て、10月5日に開催した「こどもまんなかアクション・リレーシンポジウムin横手」に高校生パネラーの発表というかたちで、新たな「横手市こどもの権利宣言として広く一般に公開させていただいた。今回の改定の内容は、こどもが「保護される対象から「権利の主体」へと位置付られた現代的な内容となった。こどもたちの意見をまとめ、「生きる権利」「育つ権利」」、「守られる権利」、「参加する権利」「未来を創る権利」の五つの権利を設定している。この見直しと同時にこどもたち自身が権利と義務を正しく理解したうえで、見守ってくれ大人への感謝や、他者を重いやる気持ちを持ってほしいと願っているところである。今後は、この新たな宣言を、今年度制作中の「横手市子ども計画にしっかりと位置付けるとともに、広く市民の皆様への周知をはかり、地域社会全体で子どもの権利を守り、育むまちづくりを推進していく。

3番 交通安全対策について

1)市内道路のセンターラインは、白線がかすれて、すでに消えかかっている道路などもあるが把握状況を伺う。

答弁】市道におけるセンターラインをはじめとする区画線の状況は、建設課及び各地域局において実施している定期的な道路パトロールや、市民の皆様からの情報提供などにより、把握に努めている。区画線の劣化は、冬期間の除雪作業や経年変化等によるが、補修は、路線の重要度や交通量などから優先順位を判断し、実施している。また、道路の損傷や変状などは交通の安全に大きな影響を及ぼすことから、市民の皆様から道路の異状に関する情報を提供していただく「横手市道路異状情報システム」等も活用し、道路状況の情報収集とチェック体制の強化に努めていく。

2)雪解けとともに、早めの対応について

【答弁】 センターラインなど区画線の補修は、各地域局において早期発注に努めている。しかし、市内建設業入札参加資格者名簿には「路面標示工事」で登載されている業者が2社のみであることから、繁忙期は依頼から施工まで3ヵ月以上を要してしまう場合もある。このため、市民の皆様には大変ご不便をおかけしているが、道路管理者として交通安全対策は極めて重要な事項であると認識しているので、今後も引き続き道路状況の早期把握に努め、できる限り迅速に対応していく。

4番 地域猫活動への対応と地域共生に向けた施策について

1)飼い主のいない猫に対する対応状況と課題認識を伺う。

 【答弁】飼い主のいない猫を保護し、里親を探すボランティア活動をしている、個人や団体の方々がいることは、私も承知している。また、廃品回収などを通じて活動資金を捻出されていることの話も伺っている。まずは、このような活動に取り組まれている皆様に敬意を表すとともに、市民の快適な生活環境の保全にご尽力いただいていることに感謝申し上げる。さて、飼い主のいない猫に関する苦情などについては、件数こそ多くないものの、市内全域から相談を受けている状況にある。具体的には、敷地内での糞尿による悪臭や、飼い主のいない猫への餌やりに関する相談、避妊や去勢手術が行われていないことによる繁殖の増加、鳴き声による騒音などの相談となっている。当市では、これまでの市報や全戸配布チラシなどを通じて、正しい猫の飼い方など、注意喚起を行ってきた。飼い主のいない猫の問題は、マスコミなどでも取り上げられ、社会問題となっている地域もある。当市では、まだ深刻な状況に至っていないと考えているが、頭数が増加傾向にあるという認識は持っている。今後も定期的に注意喚起の広報活動を行い、快適に暮らせる環境づくりに努めていく。

2)地域猫の概数、分布、苦情件数などの把握状況について

 【答弁】地域猫の概数や分布状況は、現時点で把握できていないが、苦情は市内全域から寄せられて、今年度は約10件となっている。飼い主の高齢化により飼育が困難となり、その結果として地域猫となるケースも見受けられ、今後このような事例が増加することが懸念されている。また、猫は首輪をつけていないことが多く、飼い猫か、飼い主のいない猫かの判別が難しいため、市としても対応に苦慮している。飼い主の方々に対して首輪の着用を呼びかけるとともに、関係団体や機関と連携して啓発活動を進めていく。

3)地域猫活動における資金面や避妊手術への助成の考えを伺う。

【答弁】まずは、地域猫の保護活動を実践している皆様に再度お礼を申し上げる。さて、地域猫活動における資金面や避妊手術への助成については、現在のところ当市では実施していない。人の都合により、飼い主のいない猫が増加しているという現状であることから、責任のある飼い方について今後も啓発活動に努めていく。