Archive for 2014年 7月

今日はNPO法人POSSE代表である今野晴貴代表より、ブラック企業問題に関する講演をお聞きしています。このブラック企業問題というのは、社会構造の変化から発生したものであるとの結論から始まりました。現在、正社員になった後、3年以内に離職した人は約3割にものぼり、これは辞める側だけでなく、雇用側の労務管理に問題があることが、これまで積み重ねた労働相談により明らかになったとのことです。また景気変動がブラック企業を生む原因であるという考え方も間違っているようです。このブラック企業問題に対しては、社会全体の意識転換と企業の労務管理を見直して行く事がポイントのようです。横浜でも実態調査が必要です。

今日は第12回神奈川県空手道選手権大会が県立武道館で開催され、大会名誉顧問である佐々木さやか参議院議員とともに、開会式に参加させて頂きました。これまで厳しい練習を重ねて来た選手、それを支えて来られたご父兄、さらにコーチ並びに関係者の皆様方に心より感謝を申し上げます。来年の大会に向かって、さらに心と身体を鍛えて、頑張って欲しいと思います。

今日は盛岡市役所にて「盛岡の先人教育」についてヒアリングさせて頂いています。初の平民宰相の原敬や石川啄木、さらに国際感覚を備えた学者・思想家である新渡戸稲造博士など、多くの人材が輩出されてきました。「子どもたち一人一人に、自立して社会で生きて行くための基礎を育む学校教育」を目標に、先人たちを取り上げた授業や、その時代や思いに触れることで、自分の地域に誇りを持ち、豊かな心を育てる取り組みを進めています。先人教育も8年間が経過をしたとのことですが、盛岡の子どもたちが将来に対してしっかりとした考え方を持つようになったとのことです。横浜でも多くの先人がおり、その歴史から学ぶことは大切だと考えます。

釜石市に引き続き、岩手県紫波町における子育て応援センター「しわっせ」を訪れています。平成24年7月に開設され、子育て支援センター、一時預かり(一時保育)、町立日詰こどもの家(放課後児童健全育成事業)の機能を集約し、民間活力を導入した複合施設(オーガルプラザ)となっています。医療施設や図書館、音楽スタジオも含めた情報交流館、さらに産地直送の食材を販売するマルシェやカフェ等々、多くの方が集まることのできる施設も併設されています。横浜では1箇所でこのような規模の施設整備は困難であると思いますが、限られた財源と保有資産を活用しながら、子育て支援をさらに充実させて参りたいと思います。

今日は、鉄と魚とラグビーの街、釜石市で防災教育についてヒアリングをさせて頂いております。防災教育は平成16年からスタートし、本格的な実施を行う予定であった平成23年に、東日本大震災が襲って来たとのことです。釜石市はこれまでたびたび津波も含めた自然災害が発生しており、歴史の必然性として災害に強い街づくりが求められてきたとのことです。防災教育を通して、基本的な知識と判断できる力、行動できる力、生き方(道徳)を身につけることが目的であり、狙いはまさに「人づくり」であることがわかりました。子供達にとっては教師が一番身近な存在であり、その教員自身が防災教育の必要性を感じることが重要であり、そのための触発の機会を設けることがポイントであると感じました。

常任委員会の視察第一日目は、「永遠の日本のふるさと遠野」のキャッチフレーズを持つ遠野市立綾織小学校を訪問しております。国内産の木材を活用した温もりある校舎で「学びのプラットフォーム特区」について学ばせて頂いております。東日本大震災の際には、後方支援の基地として、自衛隊からボランティアまで、受け入れをされたとのことです。この特区では、学校施設の管理及び整備の権限を、地方公共団体の長に移譲できる制度が日本で唯一認められています。限られた財源のもとで学校施設をどう公共施設として共用し、活用して行くのかは、これからの横浜においても大きな課題になってくると思います。将来を見越した施設整備の考え方は参考になります。

今日から常任委員会の視察のため、岩手県に向かっています。途中で車両の間から煙が出たとのことで、緊急停車となり、最寄りの北上駅で乗り換えとなるハプニングがありました。長い間、新幹線に乗っていますが、初めての経験です。公共交通機関として、安全第一が重要であることを改めて痛感した次第です。

平成21 年度、横浜サイエンスフロンティア高等学校は、「日本の将来を支える論理的な思考力と鋭敏な感性を育み、先端的な科学の知識・技術、技能を活用して、世界で幅広く活躍する人間を育成する。」ことを教育理念として鶴見区内に開校しました。その後、平成22 年度にはスーパー・サイエンス・ハイスクール、平成26 年度に、スーパー・グローバル・ハイスクールの指定を国から受けています。今後、これらの教育をより一層、充実・発展させ、グローバルリーダーたる「サイエン
スエリート」の育成を進めるとともに、経済的な負担が少ない公立の中高一貫教育に対する市民ニーズに応えるため、平成29 年4月を目途に附属中学校を併設する方向となりました。鶴見から世界に羽ばたく人材が数多く輩出されることを期待しています。

今日は京都縦貫自動車道と阪急京都線の87番目の駅となる「西山天王山駅」を新たなコンセプトにより交通結節点として整備を行った長岡京市を訪れています。高速バスの停留所やパーク&ライド駐車場の整備により、車と鉄道の乗り継ぎを実現。40台分の駐車場はすでに満車状態とのことです。高速道路の整備計画エリアと既存の路線が重なる部分をうまく活用した事業です。横浜においても、これから高速道路等が整備されるエリアでは検討可能な部分もあるかもしれません。

今日は福井県敦賀市における認知症対策についてヒアリングをさせて頂いています。介護保険の厳しい現状は横浜市と同じあり、これをどのように乗り越えて行くのかは、全国共通の課題です。その対策として「認知症ほっとけんまち敦賀」とのビジョンのもと、様々な取り組みを進めておられます。その一つが認知症初期集中支援システムの導入です。国のモデル事業でありますが、自治体規模並びに人材資源にも差があることから、それを遂行するための人材確保がポイントであると思いますが、そのキーはやはり地域力ではないかと感じました。地域における人と人とのつながりの必要性を再認識した次第です。

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公明党鶴見支部 尾崎太
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