Archive for 2014年 6月
早いもので本年も半分が終了しました。今日も各団体との政策懇談会が続いていますが、横浜市立の小中学校の管理職をされている組合からのヒアリングが行われました。ここ数年、連続して「学校校務システム」についてのご要望を頂いています。小学校と中学校のシステムが別会社で作られており、互換性がなく、さらに行政側システムとの互換性もないとのご指摘がありました。以前より、普段のオペレーションに多々問題があることを、これまでも学校現場の教員からも伺っておりました。一体、誰とどのような問題点を解決するために、どのようなプロセスで校務システムの開発を行ってきたのか、非常に疑問が残ります。大事な税金を投入し、子供たちと向き合う時間を増やすために導入されたものが、本来の役割を果たせるように改善をしていくことが必要です。
昨日は、横浜を淵源として、今や誇るべき文化芸術に成長したマーチングバンドの関係者から様々なお話を伺う機会がありました。小学校では全国のトップ5に、横浜市立の小学校が4校もエントリーしており、中学校は全国1位、そして一般社会人のクラスでも、トップレベルのバンドが数多く活動しているのが、横浜です。しかしながら、そのバンド関係者が存分に練習できる文化施設が不足(無いという方が正しいかもしれませんが)しており、その練習場の確保が課題になっているとの事でありました。音も大きいことや、ドリルをするには大型のフロアも必要となります。これからの横浜のマーチングバンド界のさらなる大発展のためにも、新たな文化施設の整備が急務であると痛感した次第です。
報道各社では、現職大臣や都議会議員の無責任な発言に対して、声高々に様々な意見を報道しています。しかしながら今晩の某テレビ局ニュース番組における集団的自衛権に対するコメンテーターの発言は、その無責任発言を更に上回る内容で、マスコミとしての公平性や公共性、中立性(NHKではないので偏った報道姿勢でも許されるのでしょうか??)に相反する内容で大変に驚きました。そのコメンテーターが、現在まで行われた与党協議に出席をし、真実のやり取りを見ての発言だったのでしょうか?生放送で、かつ一方的な発言だけで、視聴者に対して、何かを結論づけてしまう様なやり方は、いじめと同じ体質であり、公共電波を使った暴力ではないかと感じた次第です。マスコミにも発言責任や説明責任があるのではないでしょうか?
今年度の特別委員会は大都市行財政制度特別委員会に所属しており、横浜市が目指す特別自治市の実現に向けて、「少子高齢化の進行と人口減少社会における大都市の行財政制度の在り方について」をテーマに議論を進めることになります。その参考とするために、北海道と小樽市・札幌市との関係ならびに地方分権への進捗状況について視察に伺いました。小樽市は政令都市のまわりに存在する一般市として、大都市制度に成った場合の共存共栄をどうするのか、また札幌市が行っている北海道との連携協力会議の状況などを学びました。横浜市においても、大都市制度の議論というものが、まだまだ市民レベルに浸透していない状況があり、今後の大きな課題であると感じています。
先般、NHKで「小児がんと生きる~2人の少女の物語」という報道番組が放映されておりました。小児がん自体と戦っている少女と、小児がん治療の影響により発症した晩期合併症と戦っている少女の姿を通し、改めて小児がんというものが、本人はもとより、家族、関係者、さらには完治した後に至るまで、大きな影響があることが伝わって参りました。先日の本会議の一般質問でもこの問題を取り上げ、横浜市からは「治療を終えた患者や家族に対する心理的・社会的な相談への対応など、長期的な支援を進めて行く」旨の答弁があったところです。NHKの司会者自身も晩期合併症という言葉を知らなかったとの発言もあり、改めて小児がんについての認識を高めていくための取り組みが必要であることを痛感致しました。