Archive for 2013年 10月
東日本大震災からすでに2年7カ月が経過しておりますが、いや増して被災地復興へのスピード感が求められております。本年初めに浜田復興副大臣と意見交換をさせて頂いた折、行政職員の不足ということが指摘されておりました。そのような中で、横浜市においても被災地へ職員を派遣し、復興のため、尽力して下さっている職員の方が大勢おられます。先日の決算特別委員会においても、このような職員の活躍を市民にもお伝えすべきである旨、提案もさせて頂きました。単身で派遣されている職員の場合、留守宅家族へのご負担も計り知れません。横浜を代表して被災地支援に取り組んでこられた方々、また現在、寒さも厳しくなってきた中で奮闘頂いている皆様方に、心より感謝申し上げます。引き続き、横浜市として何ができるかを真剣に考えて参ります。
今日は岐阜県高山市において、水道事業における指定管理者制度に関する視察をさせて頂いております。高山市は平成17年2月に9市町村が合併してできた、日本一面積の大きな市とのことです。(東京都とほぼ同じ面積の中に約98000人弱の市民が暮らしています)それ故に、増大した施設を効率的に管理するため、水道事業だけではなく、多くの施設において指定管理者制度が導入されたとのことです。横浜市の水道事業は行政が直接管理・運営をしておりますが、直面する少子高齢化社会や税収減少などの視点からみると、他人事ではないと思います。経費削減、管理水準の統一、浄水技術の継承など、様々な角度からの検討が必要になることを痛感致しました。
NBC災害とは、核(unclear)、生物(biological)、化学物質(chemical)による特殊災害のことで、防災士としては、なかなかアクションができない災害でありますが、実際にはどのようなものかを学ぶための研修会が立川市で開催されました。東京医科大学八王子救急センターの新井センター長と東京消防庁のハイパーレスキュー隊の石井総括隊長が講師としてお話されました。特に石井隊長
は、実際に福島の原発事故の対応をされたとのことで、臨場感ある内容でした。このような方々に、市民生活の安全が守られていることを、改めて痛感した次第です。また立川に向かう途中、今日の箱根駅伝の予選会を終えた各大学のバスとすれ違いました。残念ながら、母校の本選出場は来年以降に期待することとなりました。