Archive for 2013年 8月
明日は横浜市長選挙の投票日です。前市長の突然の職場放棄により、このような中途半端な時期での選挙となっています。(勝手に辞めて、横浜市民に大きな財政負担を押し付けて、さらには退職金もしっかり受け取ってなど、常識では有り得ないと思いますが・・・)そのためにかかる費用や地域の方々による投票所のサポート、さらには選挙に関係する様々な皆様のご苦労を考えると、市長選挙のタイミングも、将来考えて行かねばならない課題の一つだと思います。新たな市長のもとでの4年間がスタートすることになりますが、本格的な高齢化社会や人口減少社会(2019年から減少傾向になるとのこと)など、横浜市民にとっても大変に重要な時期を迎えます。市民の権利として、これからの4年間を託していく市長をしっかりと選択して頂きたいと思います。
今日は子宮頸がん征圧をめざす専門家会議主催のセミナーに参加いたしました。講師は横浜市立大学附属病院の宮城悦子先生が担当され、「子宮頸がん予防対策の成功事例に学ぶ」とのテーマで、非常にわかりやすくお話をして下さいました。ワクチン接種と検診を併用することで、日本の20~30代の女性がかかるがんの第1位であり、年間約3500名もの方がなくなるという子宮頸がんを予防できるとのこと。正しい情報発信が重要であることは言うまでもありません。ワクチン接種による副反応についての報道もありましたが、WHOからは「日本以外の世界各国で、同じような懸念が認められない中、ワクチンとの因果関係を疑う根拠がない」というレポートが出されています。これはマスコミでは報道されていないようです。現在、女性の活力を活かすという言葉は、様々なところで言われておりますが、そのためにも防げる病気に対しては、積極的な対策を取る必要があると思います。
神戸での会議に合わせて、神戸ポートアイランド(神戸医療産業都市)に本年4月1日に開院した神戸低侵襲がん医療センターを視察しました。「小さく見つけてやさしく治す」というテーマの通り、切らずに治すというがん医療を提供できる医療施設となっています。がんの代表的な治療法は手術・化学療法・放射線の3つとなっていますが、放射線療法は体への負担が少なく、早期の社会復帰ができる治療法としての期待が高まっています。放射線治療では、従来のX線やガンマ線、そして先進医療として重粒子線や陽子線があります。この神戸の医療センターでは放射線による治療のため、保険適用により治療を受けることができます。(先進医療の場合は、莫大な費用がかかることが課題となっています)世界的にも放射線治療が遅れている日本にあって、このような施設が増えることを願っています。(神奈川県内にも重粒子線施設が建設中です)
今日は神戸にて、五大市政策研究会が行われ、災害時要援護者支援ならびに待機児童対策に関する意見交換会が行われました。これは大阪市、京都市、神戸市、名古屋市、横浜市の5つの政令市の市会議員が集まり、大都市ならではの問題点や課題などについて話し合い、今後の解決策への一助とするものです。私からは横浜市における要援護者支援について、発表させて頂きました。国の災害対策基本法が改正され、そこに要援護者名簿の作成並びに地域への提供について明記されておりますが、横浜ではすでに平成19年より着実に取り組んでいます。どの地域にあっても、名簿提供されたあとのマンパワー不足が深刻な課題であることが分かりました。地域の活性化、絆づくりは喫緊の課題です。