Archive for 2013年 4月
今日は平成24年度の構成で行われる最後の常任委員会が開催されました。各局とも議案はなく、報告事項のみでしたが、その中でも最近の報道等で取り上げられています東部方面線(相鉄・JR直通線)の開業遅延に関する説明がありました。現時点で開業期間が約3年、事業費が99億円増加するとの報告がありました。(開業時期 平成27年度→平成30年度内、事業費 683億円→782億円)基本的に建設業のプロセスとしては、慎重な現場調査を重ね、詳細の見積もりを行い、さらにコンテンジェンシーも含みながら、工事金額の算出し、契約の運びとなるものです。従って通常は、余程の事情がない限り、追加工事や工期の延長などは認められない場合がほとんどです。(だから請け負け業と言われる所以ですが)開通を楽しみにしておられた方々もたくさんおられ、かつ今後の事業再評価により横浜市の負担(市民の皆様からのご負担)が増えるようなことがあれば、市民に対して丁寧で、寄り添った説明が必要であることを、改めて確認させて頂きました。
さまざまな報道等でもご周知のとおり、現在横浜市では風しんが流行しています。昨年1年間で113人であったものが、すでに今年の3月末で159人との報告がありました。妊娠中に感染した場合、胎児が先天性風しん症候群(白内障、先天性心疾患、難聴など)になる可能性があるとのことです。今回の横浜市の緊急対策では、19才以上の横浜市民で、「妊娠を予定している女性」と「妊娠している女性の夫」が対象となり、通常1万円前後かかる費用が、3000円の自己負担で接種することができます。(ただし麻しん風しん混合ワクチン1回分となっています)なお実施期間は平成25年4月22日~9月30日となっておりますので、対象者の皆様におかれましては早めの接種をお願いするものです。
先日、沖縄県出身の方とお話をする機会がありました。話題は普天間基地の移設問題になり、「辺野古への移設は政府のまやかしであり、沖縄県の負担軽減をするためにも県外移設をするべきである」とのお訴えがありました。この普天間基地の移設問題は、沖縄県内にあっては、身内においても争いが発生するなど、非常に複雑な問題です。基地が宜野湾市の中央にあることで、交通事情も悪く、さらには航空機の騒音や数々の事故など、これまでの報道されてきた通りです。米国との関係や緊張したアジア情勢など、外交問題は多岐にわたり、この普天間基地の移設問題についても、様々な要素があり簡単に結論が出せるものではないと思います。横浜という地にあって、どう沖縄に寄り添って行くことができるのか、深く考えていかねばならない課題であると認識しています。
今日は所属している、減災対策推進特別委員会が開催され、横浜市防災計画「震災対策編」における「災害に強い人づくり」についての説明ならびに議論が行われました。3.11から2年が経過し、阪神淡路大震災や中越地震等々、様々な教訓がある中での作られたものであり、確かに幅広く網羅されている内容であると感じました。その中にあって、本市職員自らが、住んでいる自治会活動に積極的に参加する必要性や、各局で推進されている防災対策メニューを一元掌握し(縦割りではなく!!)、企業での普及啓発に活かしていくべきと訴えました。また横浜防災ライセンス講習で使用するエンジンカッター、これはあまりにもプロ仕様であり、講習を受けた私自身でも、果たして使えるかどうか(?)という懸念があります。使い勝手の良いものにしなければなりません。当然、このようなものを使う事態が発生しないことが一番でありますが・・・。
現在、横浜市では市内に4か所設置されている就労支援センターにおいて、障がい者の方々への就労支援を行っています。国においても法定雇用率(障がい者の雇用率)が、この4月より1.8%から2.0%に引き上げられました。(従業員が50名以上の企業が対象となっています)就労はいかに多くの情報を、早く入手できるのかということが大事になります。現状ではハローワークと本市の就労支援センターがリンクされておらず、タイムリーな情報共有が出来ていません。サービスを受ける市民にとっては、国と基礎自治体における管轄の違いなどは、関係ありません。少しでも市民の利便性が良くなるように、解決をしていかねばならない重要な課題であると認識しています。国との連携で、一歩でも前進できるよう取り組んで参ります。