Archive for 2012年 9月
今日は本会議での議案採決を終え、第3回定例会の前半部が終了しました。緊急な防災対策のためとはいえ、市民税を年間500円値上げすることに関しては、会派内でも様々な議論がありました。しかしながら現在の政治形態においては、政党政治が基本となっており、大局を見ながら、一つ一つの物事を決め、市民に説明をしていく責任を会派は担っていると思います。したがって、採決を求められる場面においては、会派として意思統一された行動をとることが当然であり、有権者に対しての責任を果たしていくことになると考えます。今回の本会議場でのある会派の行動には、まさに政党としてのガバナンスが欠如しているシーンがあり、非常に残念に思った次第です。政党の存在を否定し、個々の議員が勝手なことを言い出したら、何も決められない混沌とした政治状況を生み出します。政党政治の責任という視点を忘れてはならないと思います。
今日は常任委員会(建築・都市整備・道路)が開催され、様々な議案・請願等の審査を行いました。その際に、平成27年度開通予定の東部方面線(相鉄・JR乗り入れ)のJR鶴見駅停車に向けての進捗状況について確認をさせて頂きました。JR鶴見駅への中距離電車停車の要望は、昭和40年代からの鶴見区民の悲願であり、今年は鶴見区としても署名運動も行い、区民・行政とも「ラストチャンス」の思いで、取り組んでいます。本年度はその第一歩として、委託調査を進めることが決まり、これから3年間程度をかけて、ホーム設置・事業費・利用者推計などの調査を具体的に進めることになります。まだまだ乗り越えねばならない山はたくさん待ち受けておりますが、粘り強く要望し続けて参りたいと決意しております。
今日の本会議において一般質問が行われ、その中で、聞き捨てならない発言が他党議員からあり、耳を疑いました。それは3.11の東電原発事故により発生した放射性物質の影響が横浜市にもあった訳ですが、それは東電に起因しているため、現在、市内の各エリアで保管している放射性物質を含んだ物質(土や枯草等々)を、すべて鶴見区にある東電敷地に搬入すべきであるといった発言でした。いつ、どこで鶴見区民の方々に了解を取り、発言しているのでしょうか?そのような権限をこの議員は持っているのでしょうか?現実問題として、被災地からの放射線の影響を受けていないがれき受け入れでさえ、各地方自治体では住民の方々に対する説明を丁寧に行っても、なお進まない状況があります。このような重大なことを、本会議という公の場において、無責任に発言すること自体、大問題ではないかと思います。改めて言葉の重みと責任というものを政治家は考えるべきです。
今日は港南区にあります長田病院を訪問し、リハビリテーション科で活用されている「HAL」という歩行補助ロボットを視察致しました。様々な事情により下半身のリハビリをされている方で、その回復具合により、このHALを使うことで、さらなる回復を目指すためのロボットということです。このようなロボットを見るのは初めてでしたが、実際にはかなりの重量があるため体への負担が大きいことや、実生活の中ではすぐに活用しにくいこと、そして最大のネックはコストの問題のようです。しかしながら高齢化の時代にあって、このような補助ロボットの実用化は非常に大事な問題であると考えます。新しい産業を創出する意味でも、横浜市におけるロボット産業のさらなる活性化を訴えてゆきたいと考えます。