地球温暖化・気候変動が、地球規模で大きな課題となっており、世界各国が脱炭素へ大きく舵をきっております。
船舶においては、北欧を中心に燃料をLNGへの転換を進めており、日本を含む一般海域におけるSOx規制が既に2020年から始まっております。
日本では横浜港で、2018年からLNG船「魁」(小型船)へのLNGタンクローリーによるバンカリングを実施しております。
四日市港霞ふ頭で、1月15日「いせ みらい」(四日市港から碧南港への石炭輸送の新建造船)にLNGタンクローリーからバンカリングの実証実験が行われました。
LNG船「いせ みらい」へ、LNGタンクローリーから燃料を供給
2017年春ごろLNGを供給する企業から、四日市港でのバンカリングの可能性について相談があり、先進事例の横浜港への視察・勉強会等を重ねてきました。
四日市港管理組合議会2017年10月議会では、四日市港でのバンカリングの可能性を含めLNG供給会社との勉強会等の立ち上げを提案し、これまで推進に取り組んできました。
SOxに関しては、石油100に対してLNGは0です。CO2に関しては石油100に対して75で25%削減になります。
今後、船舶の燃料はLNG化あるいは水素燃料や風力推進の活用等、2035年以降石油系燃料の新造船はゼロになると想定されております。