公明党 鶴ヶ島市議会議員 山中もとみつ(山中基充)の公式ホームページ

コロナ禍での避難所などの災害対応について

未分類 / 2020年6月5日

鶴ヶ島市議会公明党3名で新型コロナウイルス禍のおける災害時の避難所対策などについて、鶴ヶ島市安心安全課長、主幹から状況や対策について伺いました。
埼玉県の新たな指針に基づきながら、市内スーパーマーケットやホームセンター等の協定を活かした取組などを確認し、公明党として提案している段ボールベッドの配備や地方創生臨時給付金の活用などについても言及しました。
参考:埼玉県「避難所の運営に関する指針(新型コロナウイルス感染症に対応したガイドライン)」の策定について http://www.pref.saitama.lg.jp/a0001/news/page/2020/0529-06.html

=取材まとめ=

鶴ヶ島市は、大きな河川もなく市域が狭いこともあり、台風19号の風水被害も床下浸はみられましたが、隣接する坂戸市や東松山市に比べると風水害に対する切迫した状況ではなく、その分、対策についてはまだ細部まで煮詰めたものではないという印象を受けました。

取材の内容を箇条書きにします
1 新型コロナ禍で、風水害、もしくは地震などの災害時、特に避難所などの対応は。
先ずは、密の状態を避けるように「分散型非難」を考えている。13か所ある小中
学校の他、各自治会の自治会館なども想定している。自治会長の集まりである鶴
ヶ島市コミュニティ協議会あてに協力をお願いする文章を送っている。具体的にど
の自治会館にするなどは、まだ決定していない。
また、自宅にいられる方は、基本は自宅非難する事が基本である事を今後徹底して
いきたい。

2 非難所における感染拡大防止は、東日本大震災や熊本地震の折、避難所でのインフ
ルエンザ流行を封じ込める策として、トイレ、食事の配膳、風呂の対応が重要とされ
ているが、市はどう取り組むのか。
県からガイドラインが出されている、2×2mの範囲の確保、1mのソーシャルディスタ
ンスの確保などそれに沿って対応したい。また、鶴ヶ島市補正予算2号(地方創生臨時
交付金の活用も含む)で消毒液、マスク、防護服などの備蓄分に予算をつけて用意し
ている。 体温計は、不足しているが、避難者に持参を促す。

3 飛沫感染防止では、床に飛沫がたまり、人が動くときに巻き上げる懸念がある、床
を上げる役割もある段ボールベッドが有益だと言われている。公明党からも備蓄に
ついて、一般質問等で提案したが、対応について
段ボールの場合、かさばるのと湿気対策が必要で長期間の備蓄は難しい。災害訓練
などで段ボールを使った簡易ベッドの作成などしているが、地元のスーパーマーケット
とは、協定を結んで災害時の提供をお願いしている。また、ホームセンターとも協定を
結んでいるので、段ボールの他パーテンションを作成するための塩ビ管やビニールシー
トなどの提供も後払いで期待している。

4 一級河川などの防災マップが50年に1度から1000年に1度の規模を想定す
るようになって対応が変わった自治体があるが、鶴ヶ島市の状況は。また、今年度
作成する内水ハザードマップの作成状況は
作成が義務付けられている防災マップに関しては、対象の河川が市内にないこともあ
り大きく変わらない。内水ハザードマップは、コロナ禍の影響で印刷会社などの事情が
あり作成が遅れているが8月の広報に一緒に配布できるように対応している。